「試合のコントロール苦しみながらも、無事W杯出場権獲得」U-17アジアカップ 準々決勝 日本-オーストラリア

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U-17W杯の出場権がかかった大一番のオーストラリア戦。日本のフォーメーションは4-4-2で、GK後藤、DF小杉、本多、永井、柴田、MF吉永、山本、中島、佐藤、FW名和田、道脇の先発。対するオーストラリアは3-4-2-1の形で、注目のFWイランクンダがトップに入る。。

日本は当然のようにボールを保持する展開で始まるが、オーストラリアは5バックで守って日本にスペースを与えず、ボールを奪うと前線に残ったFWにボールを集めてカウンターを狙い、今大会は守備に不安がある日本はあっさりゴール前まで持っていかれる場面が目立つ。

それでも5分に、サイドチェンジからのワンタッチパスに道脇が飛び出し、GKと交錯したボールを名和田がシュートも道脇に当たってしまう惜しいチャンス。そして前半10分、ロングスローに相手がかぶり、DFバリーが頭で触ったが名和田が追いついてゴールに蹴り込み日本が先制する。

18分にも佐藤のインターセプトから連続攻撃、クロスに道脇がヘッドも体が伸びて浮いてしまう。21分にはショートコーナーからクロスをフリーでシュートもGKに当ててしまうなど、日本はなかなかゴールを奪えない。が、22分に永井から一発のパスで吉永が左サイドを抜け出し、折返しを道脇がGKの脇を通すシュートを決めて今度こそ追加点。

そこからはオーストラリアがボールを保持、相手DFも日本の縦パスを前に出てカットするなど、危ないシーンを作られるようになる。日本はやや足が止まって凡ミスが増え始めるが、何とか粘り強く守って前半を2-0で折り返す。

後半からオーストラリアは2人を投入、アマナティディスとイランクンダのシャドー、1トップがベニーの形になり、いきなり攻め込まれて苦しい立ち上がり。9分にはショートコーナーから強引に抜かれてシュートもGK後藤が触って左へ外れるオーストラリアの決定機。

日本はカウンターに持っていきたいが、球際で競り負けてキープしきれない場面が目立つ。すると16分にセカンドボールを拾われて浮いたボールを裏へ飛び出したイランクンダに拾われオーストラリアが1点を返す。ここで山本と名和田に変えて矢田、高岡が入る。

すると28分、佐藤が中盤をドリブルで持ち上がり、高岡にスルーパス。これを高岡が切り替えしてGKを交わしてゴール、日本は大きな追加点を決める。飲水タイム後はオーストラリアが4-3-3に変更、日本は疲れがあるのか雑なプレイが多くなってまた自ら難しい流れを招いてしまう。

後半43分には日本のカウンターから川村がGKと1対1も止められる。直後にはイランクンダが飛び出し後藤と交錯もPKにはならず。後半ロスタイムは何と8分、オーストラリアのセットプレイやパワープレイにも何とか耐えきって3-1で試合終了、日本は苦しみながらもノルマであるW杯への出場権を手に入れた。そして準決勝の相手はイエメンにPK戦で勝ち上がったイランとの対戦。

日本は今回の大会で一番出来が良かった試合だったけど、やはり中盤で試合を作ることが出来ず、試合をコントロールする能力にまだまだ欠けるなという印象。それでも大会中で成長しているのは確かなので、イラン戦はもっと安心して見ていられる試合を期待したいね。

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