「広島は横浜の倍のシュートを放つが無得点」J1第18節 サンフレッチェ広島-横浜Fマリノス

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現在J1首位の横浜Fマリノスは、第18節で6位のサンフレッチェ広島とアウェイで対戦。広島は戦前の予想だった3バックではなく、ベン・カリファを1トップに置いた4-1-4-1で、インサイドハーフには代表に選出された川村が入る形。横浜のフォーメーションは4-2-3-1。

試合は、横浜がボールを保持して広島は4-1-4のブロックを自陣に作って守る展開。9分に、横浜はミドルからのこぼれ球を西村がボレーもクロスバーという惜しいシーンを作る。広島も23分に森島がニアゾーンに飛び込みクロスを東がシュートも枠外。25分にはマテウスが右サイドからカットインシュートも大迫が弾く。

互いにゴール前まで行ったり来たりの忙しい展開が続いた後の前半40分、横浜が左サイドの高い位置でボールを奪うと、そのままエウベルがドリブルで持ち込み、中へ切れ込んでからゴール左隅にシュートを決めて横浜が先制する。

後半から広島はベン・カリファと柴崎を下げてエゼキエウ、ドゥグラス・ヴィエイラのブラジル人2名を投入。すると5分に立て続けのシュートを放って広島が攻勢を見せる。11分にはカウンターからドゥグラスからフリーの山崎にパスが通るが、トラップが流れて絶好機を決められない。

24分には横浜が宮市、水沼を投入するも、広島が攻め立てる試合のペースは変わらず。しかしPA内に流れた川村のシュートも枠の中に飛ばせず、28分にはゴール前でこぼれ球に川村が反応するがトラップはサイドネットと、相変わらず広島はシュートは打つけど一向にゴールへ決まらない。

横浜も33分に左サイドで宮市がドリブル突破、折返しを植中がシュートも広島GK大迫がセーブ、34分にも一発のパスから西村が抜け出しシュートもゴールわずか左、直後にスルーパスから植中がシュートはクロスバーと、横浜に連続で決定機。

広島は40分に東が、直後にはエゼキエウがシュートもいずれもわずかに枠の外。ロスタイムにはカウンターから横浜が4対3のチャンスを作るが、西村に大迫が素早く詰めてシュートを許さない。広島もゴール前のルーズボールにエゼキエウが突っ込むがボールは肩に当たってゴールならず。

結局、横浜のシュートが12本に対し、広島はシュート22本を放ちながら枠内シュートは1本。広島の得点力不足が際立った試合だったが、それだけに前半の入りの悪さ、不慣れな4-1-4-1で入ったのかが疑問に残る。後半は広島が圧倒していただけに、もったいない選択だったように思う。

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