「3失点もののミスがあっても結果は逆に3-0勝利」AFC U-20アジアカップ グループD 日本-キルギス

スポンサーリンク

初戦の中国戦は2-1で辛勝した日本は、2戦目でキルギスと対戦。初戦は交代で入って活躍した熊田と佐野が先発に昇格、左SBはバルサ所属のセンダゴルタ仁胡が入るなど、日本は半分ぐらいの選手が入れ替わった。対するキルギス3-4-2-1のフォーメーション。

キルギスは中国のように5バックでベタ引きにはせず、積極的に高い位置からプレスをかけて来る。日本は熊田が1トップ、北野と甲田がウイング、松木と佐野がインサイドハーフに入った4-3-3になっている。

10分ごろになると日本が完全にボールをキープする流れになるが、中盤はマークを受けてサイドは縦を切られて基点になれず、高橋のトラップミスからカウンターを食らったりと、日本はビルドアップでイージーなミスが多くて危なっかしい。24分にはDF間でパスミスになってシュートを打たれる決定的なピンチ。

前半35分過ぎになると、日本はキルギス陣内に人数をかけて短いパスを繋いで崩そうというシーンが多くなるが、もう一つタイミングや意思疎通が合わず未だ決定機を作り出せない。42分には自陣でボールを奪われまたシュートを浴びるが枠外と、相手の決定力不足に救われる。

ここまで全く決定機が作れなかった日本は、右ウイングの甲田に代えて栄長を入れる。が、立ち上がりは前半同様に日本がハイプレスを受けて攻め込まれる展開。そこから日本は徐々にサイドチェンジから栄長が仕掛ける攻撃が見られ始めると、16分に栄長のクロスから松木が胸で触って北野がシュート、これは威力が無くGKがキャッチしたが初の決定機。

そして後半26分、北野のパスに松木が抜け出し、飛び出したGKより先にボールを触ったところで倒されPKの判定。これを佐野がGKの逆を突く冷静なキックを決めて、ようやく日本が先生する。と思ったら、直後にまた守備陣のミスからフリーでシュートを打たれるがまたまた外してくれる優しいキルギス。

すると30分に、GKのキックを熊田が競り合って落としたボールから途中出場の安部が反応、もつれ合ってこぼれたボールを熊田が拾ってゴールを決め、日本が大きな追加点。さらに後半40分には日本のCKから松木がニアで反らせたボールをファーにいた坂本が押し込み3点目、そのまま3-0で試合終了。

少なくとも3回の失点につながるミスを犯しながらも無失点で勝利はラッキーの一言。初戦はある程度はしょうがないにしても、2戦目でこの不安定なビルドアップと凡ミスの連チャンは厳しいよね・・・

幸い、この後の中国対サウジの試合で中国が2-0で勝利したため、日本は最終節のサウジ戦で引き分け以上だと1位突破という条件になった。2位突破だとグループCで首位を快走している韓国とW杯出場権をかけて戦う事になるので、ここは是非とも1位突破が欲しいところだね。

タイトルとURLをコピーしました