「まさかの植田が森保ジャパンを救うも、課題はそのまま残ったまま」国際親善試合 日本-コートジボワール

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欧州遠征2試合目のコートジボワール戦日本のスタメンは、DFが中山、冨安、吉田、室屋の4バック、ボランチが柴崎と遠藤、2列目が久保、鎌田、伊東、1トップが鈴木武蔵の4-2-3-1。対するカメルーンは3-4-3のフォーメーション。

試合の序盤は日本がポジションのミスマッチを突いて断続的にチャンスを作る。が、コートジボワールも徐々に前からしっかりプレスをかけるようになって、なかなか日本は守備の突破が難しくなる。

しかし、コートジボワールはカメルーンほど高い位置からのプレスをかけて来ず、案外中盤でスペースを与えてくれる事が多く、日本はボランチから試合を組み立て、それなりに攻撃の場面を作っていた。

27分、柴崎のパスから伊東がクロス、鎌田がシュートも相手に当たる。33分には左の組み立てから久保のクロスに鈴木が飛び込むが惜しくも合わず。40分には室屋が高い位置でbオールを奪うも伊東へのパスが遅れてオフサイド。41分には久保のクロスは中と合わず。44分には縦パスを上手く受けた鎌田がシュートも右に外れる。

後半になると、コートジボワールは4-3-3にフォーメーションを変更、日本のビルドアップに中盤で網を張る事でミスを誘って何度か危ないシーンを作られる。そして久保に代えて南野が投入される。

日本は、後半12分のGKに2度セーブされた鎌田のシュートや原口のシュートという決定機は作ったが、後半30分を過ぎるとコートジボワールにペースを握られる展開が続き、日本はボールを奪っても後ろに人が固まって前にボールを繋げられなくなる。

このまま良くてスコアレスドローで終わるのかと思いきや、後半ロスタイム2分に柴崎のFKから何故かフリーになっていた植田がヘディングを決めてしまい、何とか日本が1-0で勝利。欧州遠征2試合でスコアレスというしょっぱい結果だけは避けることが出来た。

遠藤がほぼアンカーの仕事を一手に引き受けて、冨安・吉田・遠藤のトライアングルは抜群の安定感を見せた事は収穫だったが、攻撃は相変わらずどうやって点を取るのか全く有効手段が見えないまま。大迫も鈴木も前線の基点にはなれなかったし、伊東がサイドからクロスを上げても、中に飛び込む選手が鈴木1人だけで、久保は守備から攻撃への切り替えが遅いし、柴崎も衰えがあるのかダイナミズムが見られない。

鎌田、伊東、遠藤は一気にレギュラー候補になったと言えるが、中山の左SBは攻撃が物足りず、ポスト大迫、柴崎の候補がまだ出て来ていない。そこが解決されないとまだまだW杯ベスト8への道のりは遠いままだろう。

 

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