「90分バスを停めたミャンマー、上田がハットトリックで打ち砕く」北中米W杯アジア2次予選 グループB 日本-ミャンマー

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2026年北中米W杯に向けての第1歩となるアジア2次予選の初戦ミャンマー戦。日本のフォーメーションは4-2-3-1で、GK大迫、DF中山、町田、谷口、毎熊、ボランチが田中碧と鎌田、2列目が相馬、南野、堂安、1トップが上田綺世というメンバー。対するミャンマーは予想通り5-4-1の守備的な布陣で臨む形。

試合は当然のように、ミャンマーが自陣に5-4のゾーンを低い位置に築いて、中盤が日本の選手に引っ張られて時折7バックにすらなるぐらい、ひたすら守り倒す体制。それでも日本は4分に堂安のヒールから裏に抜けた鎌田がシュートという惜しい場面を作る。

前半11分に、南野からふわっと浮いたパスに反応した上田が、ダイレクトに頭で流し込んで日本が早い時間帯で先制点をゲットする。その後も日本が圧倒的にボールを支配するが、ゴール前を10人で守るミャンマーをなかなか崩せない。

23分には相馬のクロスに堂安がシュートもヒットせず、しかし28分に田中碧のノールックパスを受けた鎌田がハーフターンからゴール右に見事なミドルシュートを叩き込んで、日本が待望の追加点を挙げる。

34分にはPAすぐ外の地点から堂安がFKもベトナムのGKが防ぐ。すると31分に、右サイドでボールを持った堂安からニアに走り込んだ上田に縦パス、上田は相手GKの飛び出しにもひるまずゴールに流し込んで3点目。

後半から、日本は谷口と鎌田に代えて、渡辺剛と佐野海舟を投入。5分には南野の浮き球パスに反応した上田が飛び出し、右足アウトで流し込みハットトリック。直後には同じような形で堂安がシュートもクロスバー。

19分にはワンツーで南野がPA内に持ち込みシュートもGKに防がれ、21分にも相馬が連続シュートも入らず。21分には上田と南野が下がって細谷と守田が入り、守田がアンカー、佐野と田中碧がインサイドハーフの4-3-3にフォーメーションを変更する。

25分、守田の縦パスを細谷が落として堂安がシュートはGKが防ぐ。26分にはゴール前のこぼれ球を相馬が反転シュートも右に外す。32分には右サイドで細谷が相手を振り切ってクロスも相馬のシュートはGKに当たる。ここで日本はGKを大迫から前川に代える舐めプ采配。

後半41分、守田の浮いたパスに堂安が抜け出し、左足のトラップからシュートを決めて日本がようやく5点目。そしてロスタイム3分も試合は動かず5-0で終了、日本がまず無難なアジア予選の立ち上がりを見せた。

ミャンマーは得失点差を抑えて2位抜け狙いなのか、失点しても全く前に出る素振りも見せず、ひたすらゴール前にバスを止めるだけで守備陣はほとんど仕事が無かったが、佐野はカンテを彷彿とさせるプレイで、デビューとしては良かったんじゃないだろうか。継続的に代表で見たい選手だ。

さて次は中立地サウジアラビアへ移動してのアウェイ・シリア戦。未だにシリア戦の放送予定が決まってないが、何とかテレビで見せてもらいたいところである。

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