「橋本拳人のラストマッチは、予想以上の完勝劇でロストフへ送り出し」J1第5節 FC東京-浦和レッズ

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Jリーグ再開後、初めて観客を入れての味スタで行われた試合。

東京は今節限りでロシアリーグのロストフへの移籍が決まっている橋本拳人をアンカーに、永井、レアンドロ、ディエゴ・オリヴェイラの3トップを前線に並べた4-3-3、浦和は杉本の1トップに、トップ下に興梠が入った4-4-1-1。

試合はホームの東京がボールを保持し、浦和が4-4のコンパクトなブロックを自陣に引いて守る流れ。東京もSBがオーバーラップしてブロックの外で基点を作ろうとするも、クロスはしっかり跳ね返してシュートまでは許さない浦和。

浦和はゾーンディフェンスのお手本通り、ボールを奪ってから大きなサイドチェンジでカウンターを狙うが、東京の永井を中心とした前からのプレスが素早く、なかなかボールホルダーがフリーになれずその機会を与えてもらえない。

前半23分に職人芸な興梠のポストプレイから杉本がシュートも枠外。その後は浦和が盛り返して一進一退の攻防になるが、前半ロスタイムに右サイドへの大きな展開から室屋がクロス、浦和GK西川が手を伸ばすもボールに触れず、裏にいたディエゴ・オリヴェイラが胸で押し込みFC東京が先制点をゲットする。

後半も東京優位の戦況は変わらず、11分に浦和はマルティノス、レオナルドを投入。東京も永井に変えてアダイウトンを入れ、中盤のプレスが弱まったのもあってともにゴール前でのシーンが増え始める。そして追加点はFC東京、浦和がビルドアップで青木がトラップミス、それをアダイウトンに奪われそのままドリブルからシュートを決められ2点目。

その後は東京が自陣に4-5-1のブロックを作り、浦和がボールを保持する流れになるが最後まで攻めきれず、そのまま試合は2-0で終了。ここまで無敗だった浦和に初めて土が付き、逆にFC東京は川崎についで2位に浮上した。

浦和の失点はどちらもミス絡みで、守備戦術はある程度統率が取れていると思うが、ターンオーバーを含めて攻撃における選手と組織のクォリティが課題かな。東京はそのバランスが優れていて選手層も厚いが、アンカーのレギュラーである橋本が抜けて今後どうなるか。

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