「久保は孤立して守備が踏ん張りきれず、今シーズンを象徴する敗戦で降格決定」スペイン・リーガエスパニョーラ第37節 マジョルカ-グラナダ

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前半から久保は守備に回る場面が多く、攻撃に転じても相手のマークが早く、久保自身も疲れからかトランジションに素早さが無く、最近の試合の中でもボールを持つ回数が少ない。

それでもマジョルカは前半21分に、クチョ・エルナンデスがカットインからゴールポストの内側を巻くゴラッソを決めて先制したのだが、前半ロスタイムにルーマーのクリアが相手へのパスとなり、 ビクトル・ディアスにダイレクトで叩き込まれて同点という運の無さ。

後半4分に、サイドチェンジから久保が見事なトラップでカウンター、最後はポゾのクロスをブディミルが中で合わせるが、グラナダGKルイ・シルバが至近距離で防いで得点できず。14分にはセビージャがFKを蹴るもクロスバーに当たってゴールならず。

さらに後半19分には久保がカットインからシュートもわずかに枠の外。久保は21分にもサイドでの1対1からドリブルで単独突破するも、PA内からの右足クロスは戻って来たソルダードにカットされる。

そして追加点はグラナダ。後半25分にショートコーナーからのクロスに、カルロス・フェルナンデスがコースを変えてゴール。その後は久保もポゾとのコンビでボールに絡む機会は増えたが、グラナダにしっかりゴール前を押さえられ得点ならず。

悪いことに、後半35分にマジョルカのセドラルが後ろからのタックルで一発退場、これでマジョルカは反撃の機会を失って結局スコアは1-2で終了。17位のセルタも敗れたのだが、マジョルカはそのチャンスを活かせず1年でのセグンダ降格が決まってしまった。

せっかく先制点で試合を有利に運びながらも、唯一のチャンスメーカーである久保にボールを集められず、何度かあった決定機をものに出来ず、守備陣が踏ん張りきれずミスから失点を重ねるという、今シーズンのマジョルカを象徴するような試合だったと言える。

シーズンを通して、せいぜい1部レベルにあるのはブディミル、クチョ、久保、ポゾ、GKのレイナぐらいで、あとはセグンダでも厳しいレベルの選手しかいなかった事を考えると、まあこれでも良く粘ったほうかなと。来期は当然久保は1部に個人残留する事になるだろうが、今度はもうちょっと中盤にクォリティがあるチームで見たいものだね。

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