「切れが戻った三笘、カイル・ウォーカーを翻弄するがゴールは遠し」イングランド・プレミアリーグ第9節 マンチェスター・シティ-ブライトン

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ロドリの出場停止からリーグ2連敗中のシティは、ホームでブライトンと対戦。シティは4-2-3-1でロドリが復帰してスタメン、1トップがハーランド、2列目がドク、アルバレス、フォーデンの並び。ブライトンも同じフォーメーションで、体調不良で代表戦を欠場した三笘が左SHで先発、1トップがウェルベック、トップ下がジョアン・ペドロ、右がアディングラ、マーチは左SBに入る。

試合はブライトンが積極的に三笘のサイドを使って攻める立ち上がり。しかしすぐにシティが左SHのドクにボールを集めるようになると、ミルナーが全くドクを止められず、7分にグロスがフォローに出たところをドクにぶち抜かれ、折返しをアルバレスが決めてシティが先制。

12分に、三笘が2人に囲まれながらも切り返しで置き去りにし、縦に出て左足シュートも体勢が少し崩れてGKにキャッチされる。ここでウェルベックが怪我でファーガソンと交代するアクシデント。さらに19分、スローインからボランチに入ったバレバのキックがカットされ、こぼれ球をハーランドに豪快なシュートを決められ追加点。

その後もミルナーはドクにやられっぱなしでブライトンはサンドバッグ、攻撃はたまに三苫へ行ってこいのロングボールを出すぐらい。前半だけでシティに4点は入れられてもおかしくなかったが、何とか2失点で前半を折り返す。

後半からブライトンはミルナーに代えてフェルトマンを投入、守備を立て直しにかかる。そして攻撃でも、3バック気味にしてビルドアップを修正、中盤が縦のポジションチェンジでギャップを作ってボールを受ける形が機能、徐々にブライトンへ流れが傾き始める。

7分に、GKのキックミスを拾ってのスルーパスにグロスが抜け出しシュートも、相手に寄せられボールは右に外れる初めての決定機。17分には自陣センターでボールを受けた三笘が3人を突破したところでアカンジに倒されイエローをプレゼント。しかしまたシティがペースを取り戻したところで、ブライトンは21分にアンス・ファティとギルモアを投入。

アンス・ファティが左寄りにポジションを取って動き回るため、三笘の周りにスペースができやすくなる。すると23分に、GKからのボールを受けたファティがDFラインの裏を突く三笘にパス、ダイレクトでシュートも前に出たGKオルテガの体に当ててゴールならず。25分にもCKで三笘がファーでヘッドもニアのサイドネット。

27分には三笘とのワンツーからマーチが抜け出すもクロスはシュートできず。しかし28分、三笘がドリブルから一瞬止まって前に出る動きでカイル・ウォーカーを置き去りにすると、折返しはアカンジが足を出して止めたものの、こぼれ球をアンス・ファティが押し込みブライトンが1点を返す。

そこからしばらくはブライトンがポゼッションでシティを圧倒するが、すぐにシティも盛り返し一進一退。そして45分、マーチが右足をピッチに取られてしまい、膝を捻って全く立ち上がれず無念の交代。ロスタイムにはアカンジが2枚目のイエローで退場するも、そのままスコアは動かず2-1で試合終了。

後半はシティよりも内容で上回っただけに、ミルナーを起用して壊滅状態だった前半がもったいなかった。代表戦をパスした三笘は久々にドリブルのキレが戻って何度かシティの守備を切り裂いていたが、ゴールだけが遠かった。ファティとのコンビが抜群だったので先発固定じゃ駄目なんだろうか。

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