「スペースに身を委ねる守田、値千金の勝ち越しゴール」ポルトガル・プリメイラリーガ第8節 スポルディングCP-アロウカ

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リーグ戦7試合を経過して無敗で首位に立つスポルディングは、ミッドウィークのCLアタランタ戦で公式戦初の敗戦、中2日で臨んだ13位のアロウカとの試合。スポルディングは3-4-2-1のフォーメーションで、守田はボランチで先発。対するアロウカは5-2-3のマッチアップ。

試合はホームのスポルディングが圧倒的にボールを支配する流れで始まるが、アロウカが自陣に敷く5バックの中にボールをなかなか入れられず、25分には守田が前線に上がってスルーパスに抜け出し折返すもシュートならず。27分にも守田がDFライン裏に飛び出すがパスに追いつけず。

すると前半31分、右サイドでボールを受けたエドワーズからのアーリークロスに、ギェケレシュがDF裏に抜け出しボレーで合わせてスポルディングが先制する。しかし前半42分、ディオマンデが腕で制したプレイで相手が倒れ、2枚目のイエローとなって退場、スポルディングが10人でのプレイを強いられてしまう。

後半のスポルディングは5-3-1の形になり、守田は右のインサイドハーフにポジションを取っている。しかし後半7分に左サイドからのアーリークロスにラファ・ムヒカがヘディング、スポルディングのDFは対応が遅れて同点ゴールを許してしまう。

その後は1人少ないスポルディングがポゼッションで上回る流れになるが、アロウカの守備を崩せず20分過ぎにはカウンターからミドルを打たれる厳しい展開。しかし後半23分、左サイドでペドロ・ゴンサウヴェスが切り替えしてからクロス、前線にスルッと入り込んでいた守田がニアで合わせてスポルディングが勝ち越す。

当然、アロウカはスポルディング陣内へ攻め込む展開になるも、スポルディングは5-4-1のブロックを作って決定機を作らせない。36分にはアーリークロスからゴンザレスにヘッドを許すがGKアダンがしっかりキャッチ。終盤は逆にスポルディングが反撃、39分にはカタモがカットインから強烈なミドルもアロウカGKデ・アルアバレナが横っ飛びでセーブ。

すると後半42分、スポルディングのカウンターをアロウカCBラファエル・フェルナンデスが体で止めて2枚目のイエローで退場、これで10対10の試合となる。後半6分間のロスタイムも、スポルディングが試合をコントロール、そのまま2-1の結果で試合終了。リーグ戦無敗を維持して再び首位に立った。

何で守田がFWのようにゴールへ飛び込めるのかとちょっとした話題になっているが、守田自身は特に点を取りに行こうとしているわけでなく、常にスペースが空いたところに動いているだけなんだよね。それがたまたまゴール前だったらそこに動いているだけの事。実際に守田だけに注目して試合を見てみると良く分かって面白い。これも一種の才能なんだろうね。

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