「南野はまるでプラティニ、シャンパンサッカーの復活」フランス・リーグアン第4節 モナコ-RCランス

スポンサーリンク

前節は初めてドローに終わったモナコは、昨期は2位ながら調子が上がらないランスとホームで対戦。モナコはいつもの3-4-2-1で絶好調の南野は当然右シャドーで先発、新加入のバログンはベンチスタート。ランスも同じフォーメーション。

試合はミラーゲームの様相で、南野は相手の右CBメディナにガッツリマークを受けてなかなかボールに触れない。しかし南野もサイドからセンターに寄ってマークを外し、味方のボールを引き出せるようになると、一気にモナコの流れへと戦況が移る。

10分にはボールを受けて素早く反転からシュートもランスGKサンバがキャッチ。11分には中盤から長いドリブルもベン・イェデルにスルーパスが合わず。24分にはベン・イェデルの横パスを受けて強烈な左足ミドルも、サンバに片手で弾かれる。しかしそのシュートからのCKでシンゴがファーでヘッドを叩き込みモナコが先制。

そこからランスが反撃でモナコを押し込む時間が続いたが、35分にカウンターから右サイド南野がドリブル、スルーパスから中に入って来たゴロビンが右足で決め、南野のアシストで追加点。

後半開始早々はランスのペースだが、モナコも辛抱強く守ってカウンターを狙う流れ。13分にはセンターサークル付近で南野がターンからパス、フォファナがドリブルからシュートも相手に当たってポストをわずかにかすめる。そしてこのCKから中でフリーだったマリパンがヘディングゴール、またモナコがCKから3点目。

南野は19分に縦パスをワンタッチでさばいた後に後ろからタックルを受けて、メディナにイエローカードをプレゼント、直後にも巧みに相手のタイミングを外してのボールキープでファールをもらう。24分には中でスイッチした南野からオーバーラップしたカイオ・エンヒキにピンポイントでダイレクトパス、その後で浮き球のFKをボレーシュートも空振り。

モナコは29分にベン・イェデル、カマラに代わってバログンとザカリアの新戦力2名を投入。34分にPA内に走り込み、フォファナのパスを受けてGKに倒されたかに見えたが、シミュレーションでイエローをもらう。ランスは決定的なシュートを連続で放つも、ライン際でシンゴにクリアされる。

南野は後半39分にお役御免。チームはそのままランスに得点を許さず3-0で快勝、PSGとマルセイユが勝ち点8なのに対しモナコは4試合で勝ち点10と、これで早くもリーグ・アンの首位に立つ事となった。

今節は1アシストとスコアポイント自体は控えめだったが、フィジカルとスピードで勝負する選手だらけのリーグアンにあって、ライン間でパスを受けてターンからスルーパス、ワンタッチパスを多用する南野は明らかに異質、かつてのシャンパンサッカーの中核に存在したプラティニのような存在感だった。バログンとの相性も良さそうで、さらなる飛躍が期待できそうだ。

タイトルとURLをコピーしました