「伊東は文字通りの孤軍奮闘、ランスは個人能力だけでPSGに大敗」フランス・リーグアン第12節 スタッド・ランス-パリ・サンジェルマン

スポンサーリンク

現在リーグ4位と好調なスタッド・ランスは、勝ち点4差で2位のPSGと対戦。ランスは5-4-1のフォーメーションで、伊東が右SHで先発。対するPSGは4-4-2の形で、エムバペはゴンサロ・ラモスと並んで2トップ。

試合はアウェイのPSGが最初からボールを支配、ランスはPSGに名前負けしているのか、いつもよりDFラインが低くてボールが奪えず、これは大丈夫なのかなと思ったら、いきなり3分にデンベレのクロスをファーで待ち構えていたエムバペが、ボレーでファーに決める理不尽ゴールで先制する。

これで目が覚めたのか、ランスはいきなりハイプレスが復活、左サイドを抜け出したダラミーから伊東に折り返しが渡り、しっかり持ち直してゴールを決めたかに見えたが、判定はダラミーがオフサイドでノーゴール。

その後もランスは伊東にボールを集め、10分にはグラウンダーのクロスをムネツィに合わせるが、シュートは枠に飛ばせず。20分には中に入った伊東がパスを受けてアウトサイドでムネツィにスルーパス、しかしフリーだったムネツィはシュートを枠に飛ばせず。21分にはPA左で得たFKで、伊東のキックはダラミーの股間を抜いてニアに飛ぶが、何とかドンナルンマが抑える。

ランスはこの攻勢をかけた時間に得点できないでいると、徐々にまたPSGが盛り返す。しかし29分に、伊東が自陣で相手のマークを剥がしてのドリブルから左サイドへ展開すると、折返しのパスを受けて右足シュートもコースが甘くてドンナルンマがキャッチ。

さらに30分、ドンナルンマのミスキックをマツシワがスライディングでカット、そのままシュートも左に外れ、ランスは超決定機も得点できず。41分には伊東のCKからゴール前で混戦になり、リチャードソンがシュートもドンナルンマが反応して防ぎ、ランスはどうしても得点を決められないまま0-1で前半を終了する。

後半10分、伊東のCKからCBのアグバドゥがフリーでヘッドも、これまたドンナルンマがセーブ。逆に13分、右サイドをソレールが抜け出し、カバーが遅れた隙に折返しをエムバペが難なく押し込んでPSGが追加点。21分にもデンベレの浮いたパスに反応したエムバペがシュートも、ランスGKディウフがセーブ。

このあたりからランスは足が止まり、前半のようなプレスをかけ続ける動きが無くなる。それでも25分に伊東のCKからこぼれ球をムネツィが強烈なシュート、しかしこれもまたドンナルンマが腕で止めてゴールを許さない。30分にはカウンターから最後は伊東がクロスも、中と合わずシュートまで行けず。32分にはまた伊東がカウンターから中へ折り返し、ムネツィのシュートはGK正面に飛んでしまう。

すると後半37分、PSGはカウンターから右サイドをえぐっての折返しをエムバペがシュート、GKディウフはドンナルンマと違ってニアにポジションを取りすぎ、ハットトリックを許してしまう。40分にもエムバペが切り返しからシュートもクロスバー。4点以上は取られなかったが、そのまま最後まで得点を奪えず0-3で試合終了。

試合の内容としてはランスのほうが上だったのだが、エムバペとドンナルンマに対し、ムネツィとディウフの違いというか、得点を決める&防ぐ個の能力で差を見せつけられた感があるなと。その中で伊東は唯一個人で対抗できていたんだけど、アシストをことごとくフイにされ、最後は疲れが見えて目立たなくなってしまった。もっと強いチームで活きて活かされる伊東が見たいんだけどな・・・

タイトルとURLをコピーしました