「自力残留のチャンスを決定力不足でものにできず、プレーオフに突入」ドイツ・ブンデスリーガ第34節 シュツットガルト-ホッフェンハイム

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現在15位のシュツットガルトは、最終戦で13位のホッフェンハイムと対戦。シュツットガルトは試合に勝てば残留が確定、それ以外だと他チームの結果次第というシンプルな条件。

シュツットガルトのフォーメーションは3-4-2-1で、伊藤が3バックの右、遠藤がボランチで先発、3トップはギラシ、フューリヒ、カトンパ・ムブンパの並び。対するホッフェンハイムは3-1-4-2の形。

試合の序盤はシュツットガルトのペース。伊藤のミドルパスを中心に前線へシンプルにボールを送り、基点を作って攻撃のリズムを作り出す。11分には遠藤の展開パスに飛び出したヴァグノマンがシュートも枠を捉えられず。

3トップに3バックでマンマークを当てて来るホッフェンハイムの守備を打開出来ないシュツットガルトは、28分に遠藤が攻撃参加してPA内でボールを受けるも相手のカバーに遭ってシュートまで行けず。39分にはホッフェンハイムがカウンターからバウムガルトナーがシュートも、伊藤が必死のカバーで失点を防ぐ。

前半42分、シュツットガルトは相手の自陣でのトラップミスをカット、カトンパ・ムブンパからパスを受けたギラシがGKと1対1になるも、右足のシュートはアウトにかかって大きく枠を外してしまう。

後半は最初からシュツットガルトが猛攻を仕掛ける。8分にはカトンパ・ムブンパが右サイドからライン際を抜け出し、GKを交わそうとするがボールが流れてシュートまで行けず。17分にはカトンパ・ムブンパが右サイドを抜け出し、折返しをフリーのフューリヒがカットインからシュートもバーの上、23分にはチアゴ・トマスが左に抜け出しシュートもGKがセーブ、28分に伊藤のパスからチアゴ・トマスが抜け出しシュートはニアに外すなど、シュツットガルトは決定機をことごとくフイにする。

すると後半35分、シンプルな左サイドからのアーリークロスにべブーがフリーで飛び込みゴール。この場面でマークをするのは伊藤だったはずだが、アントンがラインを崩したのもあるが完全に気を抜いていて視界からべブーを外し、気づいたときには間に合わないというボーンヘッド。

シュツットガルトは当然猛攻を仕掛けるが、32分にクロスからミロのシュートはクロスバー、しかしようやく35分、遠藤のミドルパスに走り込んだチアゴ・トマスが相手と競り勝ってゴールを決めて同点。39分にはゴール前でFKを得るが、ソサのキックは壁に当たって枠を外れる。

後半ロスタイムにはこぼれ球を遠藤がシュートという場面はあったが、勢いが無くてGKが難なくキャッチ。6分にはPA内に切れ込んだソサからチアゴ・トマスがダイレクトでシュートも枠外。そしてそのまま1-1のドローで終了、シュツットガルトは16位が確定、ブンデス2部のハンブルガーSVと残留プレーオフを戦う事になった。

プレーオフはシュツットガルトが地力で勝るとはいえ、チャンスに点を確実に取れるFWがいない、ソサのクロス精度が悪い状況では本来の力が出せない状態なのは確かで、予断を許さない戦いになるのは確かだろう。どちらにヒーローが生まれるかが、勝負を決めるポイントになりそうである。

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