「ビッグマッチでしか結果を出さない浅野という男」ドイツ・ブンデスリーガ第34節 ボーフム-バイヤー・レヴァークーゼン

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残留プレーオフ圏の16位にいるボーフムは、最終節で6位のバイヤー・レヴァークーゼンとホームで対戦。ボーフムのフォーメーションは4-2-3-1で、浅野は右SHで先発出場。対するレヴァークーゼンは4-3-3の形で、1トップはイラン代表のアズムンが務める。

逆転残留には勝利が必要なボーフムは序盤から攻勢に出る。するといきなり前半6分に、レヴァークーゼンのアドリがボーフムのハインツの膝裏に回し蹴りを見舞ってしまい、VARで一発退場してしまう。

しかしこれでかえってボーフムは前がかりになってしまい、レヴァークーゼンは12分に右サイドでスルーパスに抜け出しシュート、これはボーフムはライン際でギリギリクリアするが、15分にもカウンターから左サイドを破られてシュートを許してしまう。

その嫌なリズムを打ち破ったのが浅野で、19分に右サイドのスペースに飛び出してボールを受けると、右足のクロスにフェルスターが飛び込んで合わせ、浅野のアシストでボーフムが待望の先制点をゲットする。

その後はレヴァークーゼンが押し込む流れになるが、32分に浅野がスルーパスに抜け出し左からシュートもファーに外してしまう。しかし34分、ボーフムのCKが右に流れたところに浅野が飛び込み、ボレーで合わせてボーフムが大きな2点目をゲット。

後半は頭からレヴァークーゼンがボールを支配する流れとなり、何度共クロスを浴びせられるがボーフムGKリーマンがしっかりキャッチ。17分にはPA内でのポストからオーバーラップしたフリンポンがシュートもゴールポストの決定機。

20分ごろからは中盤にスペースが出来てどちらも攻め合うオープンな展開に。32分には浅野が右サイドでドリブルで仕掛けCKをゲット、サポーターの拍手を浴びる。35分にも浅野の縦突破から折り返しをホフマンがシュートも相手DFがブロック。

すると後半41分、スローインから相手のボールを奪ったボーフムは、シュテーガーがDFライン裏に抜け出しワンタッチでゴールに流し込むシュートを決めて3点目、これで完全に勝負あり。裏の試合でシュツットガルトが引き分け、シャルケが負けた事でボーフムの残留が決定、ピッチはサポーターが流れ込み歓喜の渦となった。

浅野は、今期はこれまで2G1Aの数字しか残していなかったが、残留がかかった大一番で1G1Aの大活躍。カタールW杯のドイツ戦もそうだが、普段はさっぱりでもビッグマッチで結果を出してしまう不思議な強運がまたもや発揮されてしまった(笑)。9月にドイツとの親善試合が行われる事が決定したそうなので、是非ともまたノイアーに尻もちをつかせるゴールを期待したい。

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