「代表での堂安には久保がいるが、クラブには存在しない」ドイツ・ブンデスリーガ第8節 フライブルク-マインツ

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代表ウィーク明けのブンデスリーガ。現在7試合で勝ち点14とリーグ4位に付けている好調フライブルクは、勝ち点3差のマインツとホームで対戦。フライブルクのフォーメーションは4-2-3-1で、堂安は右SHで先発。対するマインツは3-4-2-1のフォーメーション。

試合はいきなり2分に堂安が強引なドリブルでチャンスを作ると、右サイドからのパスを堂安がスルー、裏で受けたグレゴリッチュのシュートが決まってホームのフライブルクが早々に先制する。15分には相手ゴール前でFK、堂安は蹴りたそうだったが、グレゴリッチュのキックは大きく上に外れる。

そこからしばらくはマインツのペース。3バックの両WBを基点に攻め込むが、フライブルクは粘り強く守って相手3バックの横を狙って長いボールを入れる展開。堂安も守備に戻りつつ攻撃時は果敢に飛び出してリズムを作る。

すると37分、堂安から左サイドへサイドチェンジ、グリフォの中へのパスに反応したグレゴリッチュがニアで合わせ、ボールはクロスバーに当たって跳ね返ったがチェレが押し込んでフライブルクが追加点。

40分にもクロスを受けた堂安が連続でシュートも相手に阻まれる。43分には堂安のワンタッチパスからエッゲシュタインがシュートもGKにセーブされる。

マインツも後半6分、スローインからのクリアミスを拾われ、アーロンに押し込まれて1点差。10分にもカウンターからシュートを浴びるもバーの上。15分には相手のボールを奪った堂安が逆に引き倒されイエローカードをプレゼント。

22分にはフライブルクが右からのCKにグレゴリッチュが頭でコースを変えるがマインツGKツェントナーが見事な反応で防ぐ。後半24分に堂安とチェレが下がってシャーデとチョン・ウヨンが入る。

終盤には互いにスペースが生まれてゴール前のシーンが増え、どちらかというとマインツが押し込む時間帯が多くなる。試合終了間際の直接FKはフライブルクGKフレッケンがセーブ、ロスタイムには2度のシュートシーンもゴールポスト、ペーターゼンのライン際でのクリアで防ぎきり、そのままスコアは最後まで動かず2-1で試合終了。

堂安はどちらかというと攻撃よりも守備で貢献。攻撃は相手左CBカシとWBアーロン・マルティンに常時ケアされてなかなか良い状態でボールをもらえなかった。ソシエダの久保にはダビド・シルバ、代表の堂安には久保というボールの配給者がいるが、フライブルクには存在しない。それをどう克服するかが、ここから上のクラブに這い上がるためのポイントになるだろう。

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