A代表ウィーク明け最初の試合、ブンデスリーガ首位のウニオン・ベルリンはアウェイでフランクフルトと対戦。フランクフルトは3-4-2-1のフォーメーションで長谷部がリベロ、鎌田がボランチのスタメン。対するウニオン・ベルリンは3-1-4-2で原口はベンチスタート。
試合は、フランクフルトの攻撃陣に対してほぼマンマークで対応するウニオン・ベルリンという図式で最初から膠着状態。しかし12分にフランクフルトはコロ・ムアニがマンマークを剥がして突破、2人目も交わして折り返し、これをゲッツェがきっちり決めてフランクフルトが先制する。
25分にも同じような形でフランクフルトにチャンスが来るが、折り返しをペッレグリーニがシュートも大きく外してしまう。30分にはリンストロムがカットインからシュートもGKに防がれる。
そして43分、ウニオン・ベルリンは自陣でのパス回しをリンストロムにカットされ、そのままドリブルで持ち込まれて2人を交わし、最後はニアにシュートを決められフランクフルトが2点目、そのまま前半を終了する。
後半は2点ビハインドのウニオン・ベルリンが前に出る展開になるが、フランクフルトは長谷部の巧みなラインコントロールで受け止めつつ、カウンターから効果的にチャンスを作り出す。9分には左サイドでペッレグリーニが抜け出し、そのままシュートもゴール左に外れる。
ウニオン・ベルリンは後半18分にフランクフルト陣内に押し込み、長谷部が対処もボールを奪ってシュートに持ち込む。さらに後半23分、そこまでウニオン・ベルリンに驚異を与え続けていたコロ・ムアニが、相手のPA内で足裏でタックルを仕掛け、2枚目のイエローで退場してしまう。
その後は当然ウニオン・ベルリンがフランクフルト陣内でボールを保持する流れになり、34分にはCKからミドルシュートを浴びるがフランクフルトGKトラップがパンチングで防ぐ。その後も長谷部を中心にフランクフルトはしっかり守り、43分には鎌田が絡んだカウンターを仕掛けるなど余力を見せる試合運び。
後半ロスタイムに、ウニオン・ベルリンはクロスから強烈なボレーシュートを放つがGKトラップがファインセーブ、そのまま試合はウニオン・ベルリンの反撃を許さず2-0のままで試合終了。フランクフルトは首位のウニオン・ベルリン相手にクリーンシート、リーグは6位に浮上した。
長谷部がスタメンに戻ってからフランクフルトは安定して強くなるという毎年の恒例行事(笑)。遠藤が怪我をしてしまったので、真面目に日本代表へ復帰して欲しいのだが・・・鎌田はだんだんボランチに慣れてきた様子。でもやっぱりトップ下が似合うよね。