ブンデス開幕から1勝1分けのボルシアMGは、ホームで今期まだ未勝利のヘルタ・ベルリンと対戦。ボルシアMGのフォーメーションは4-2-3-1で、板倉は今節も右CBで先発。対するヘルタは4-3-3の形。
試合はボルシアMGがボールを支配し、ヘルタがカウンターを狙う流れで始まる。4分には板倉がオフサイドラインからずれた位置でカウンターを喰らい、売出中のルケバキオに抜け出されてシュートも枠外で何とか失点を免れる。
ボルシアMGも前半7分に、板倉のロングフィードからテュラムが抜け出し、リターンを受けたプレアのシュートはクロスバーの決定機。10分には板倉が相手のFWカンガのオーバーヘッドに頭から詰めてシュートをヒットさせず。17分にはボルシアMGのCKからエルヴェディがボレーもGKに防がれてこぼれ球も詰めきれず。
19分には相手のカウンターからスルーパスも、板倉がうまくカバーしてパスカット。20分にも板倉が前に出てパスカット。しかし21分にボルシアMGは中盤でボールを奪われ、エジュケのドリブルに板倉がスライディングも届かず、シュートを打たれるがGKゾマーがしっかりセーブ。
一進一退の攻防が続いた前半33分、ボルシアMGは右に流れたホフマンがクロス、これをヘルタの左SBミッテルシュテットが上げた手に当ててしまいPKの判定、これをプレアが決めてボルシアMGが先制点をゲットする。
その後はヘルタが攻勢を強めるが、ボルシアMGは4バックとダブルボランチの6人がしっかりパックを作って対応、43分にはまたもカンガのオーバーヘッドを食らうもゾマーの正面で難なくキャッチする。
後半もボルシアMGはビルドアップに苦労し、11分には縦パスをカットされてクロスをゴール前で板倉がかろうじて触る危ないシーンも。後半17分にはボルシアMGはようやくカウンターからホフマンがシュートも、残念ながらオフサイドの判定。
すると後半22分、ボルシアMGのCKのシーンでウレモヴィッチがVARでハンドと判定され2枚目のイエローで退場、しかしホフマンのキックはGKクリステンセンにセーブされて2点目ならず。
しかしこれで楽になったボルシアMGは、相手の攻撃をオフサイドコントロールで抑えつつ。それまで無かった板倉がドリブルで持ち上がったり、35分には相手に当たったが板倉自身がミドルシュートを放つなど試合をコントロール、そのまま1-0で試合終了。
ボルシアMGは暫定首位になったとはいえ、相手が10人になるまではシュート数で上回れるなどホームなのに終始劣勢だったのは残念なところ。板倉から右SBへの展開は安定していたが、それ以外のビルドアップが確立できていないのは修正点である。次節はアウェイでのバイエルン戦、勝ち目は少ないと思うが何とか板倉は爪痕を残して欲しいね。