今節からようやくスカパーが、シャルケの試合もオンデマンドで中継するようになり、テレビ放送のほうでも録画で試合をやってくれるようになった。
現在4連勝中で首位に立ったシャルケだが、今節アウェイで対戦する4位のダルムシュタットとはわずか勝ち点3差に過ぎず、ダルムシュタットに負けると順位が逆転するという熾烈な昇格争い。ダルムシュタットのフォーメーションは4-4-2で、シャルケは4-2-3-1。板倉はCBではなくボランチで先発。
試合はホームのダルムシュタットがまず攻め込み、クロスからフリーでシュート、CKからヘッドと立て続けにチャンス。そして11分にFKからのクロスにティーツがヘッド、これはポストに当たったが跳ね返りを自身で押し込みダルムシュタットが先制する。
苦しい立ち上がりになったシャルケだったが、その直後に右からのクロスをビュルターが頭でそらし、ファーに飛び込んだテロッデがダイビングヘッドで押し込みあっさり同点。29分には、ダイレクトで左へ展開したパスからのアーリークロスを、またテロッデが頭1つ抜け出して逆転のヘディングゴール。
しかしダルムシュタットも、34分に右からのクロスにティーツがシャルケDFに競り勝ってヘディングを決めて同点という激しい展開。その後はダルムシュタットのペースが続くが、42分にカウンターからビュルターがドリブル、カットインからのシュートが相手DFに当たってコースが変わりゴール。シャルケが1点をリードして折り返す。
後半、いきなりダルムシュタットがティーツが抜け出してゴールかと思いきやオフサイド。逆に、GKからのロングボールを競り合ったボールをビュルターが拾って上手く抜け出し、GKを交わしてシャルケが4点目。
そこからしばらく荒れ気味な展開が続いたが、後半18分に右サイドに流れてボールを受けると、ザクッ深い切り返しでマークを抜いてドリブル、角度のないところから左足シュートを決めてハットトリックの5点目。
その後はダルムシュタットが圧倒的にボールを支配、シャルケは板倉がDFラインに吸収されてほぼ5バックの形になって粘り強く守り、板倉が顔面でブロックしたシュートなど、ダルムシュタットは何度か決定機はあったが決められず、そのまま2-5で試合終了。
これでシャルケは首位を堅持、プレーオフ圏の3位ザンクト・パウリとは勝ち点3、4位ダルムシュタットとは勝ち点5の差をつけて、残り4試合に臨む事となった。
板倉については、攻撃時は4人がゴール前へと殺到するダルムシュタットに対し、4バックの前でアンカー的にプレイしていたため、誰にどう当たれば良いか迷いがあって止めきれず、最終ラインに吸収されてからは落ち着きを取り戻した感じ。ちょっとまだ強豪相手に1ボランチは荷が重そうな印象で、適性としてはCBのほうが向いているように思うのだが・・・