「苦しみながらもセットプレイで勝ち点3、折り返しで2位を確保」アジア・チャンピオンズリーグ グループH 横浜Fマリノス-シドニーFC

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今年のACLでは5つあるグループリーグのうち、2位に入ったチームの成績上位3チームだけが勝ち抜けるレギュレーションのため、2試合目で全北に負けた横浜としては絶対に勝利が必要な3戦目のシドニーFC戦。

横浜は前節から9人を交代、前線はレオ・セアラの1トップに、2列目が仲川、マルコス、宮市の4-2-3-1。対するシドニーは4-4-2のフォーメーション。

試合は横浜がボールを保持して、シドニーが守る流れで始まる。シドニーは4-4で上下左右にコンパクトなゾーンを作ってカウンター狙いの形。7分には小池がゾーンの外からミドルを狙うもバーの上。

すると徐々にシドニーにペースが流れ、14分にはDFラインの真ん中を破られてスルーパスが通るも、間一髪横浜GK高丘がセーブする。19分にも自陣からパスを繋がれ、最後はGKと1対1になるところまで持ち込まれるが、何とか横浜は失点を免れる。

シドニーはゾーンからマンマークへの移行がスムーズで、攻撃に出た時の守備への切り替えが早く、横浜の攻撃陣が孤立してほとんど決定機を作り出せない。前半の終わりごろにはむしろシドニーに押し込まれる流れになるが、スコアは動かず前半を終了する。

後半も基本的には同じような展開になるが、横浜はより早いタイミングでサイドを使う狙いが見え、前半には無かったサイドの高い位置で基点を作ってから中央への折り返しをミドルという形を作れるようになる。

すると後半25分に、交代で入った水沼が折り返したボールを角田がフリーでシュートも枠外へ外れ、この試合で最大の決定機をものにできない。が、後半36分に横浜のCKからシュートをGKが弾いたこぼれ球を角田が上手く流し込んで横浜が待望の先制点をゲットする。

その後はシドニーにペースを握られるかと思いきや、相手の運動量が落ちて前半ほどの脅威にはならず、ロスタイムのCKで相手にフリーでヘッドを打たれるも高丘がしっかりキャッチ、そのまま1-0で試合終了。

まあ横浜は全く自分たちらしい試合をさせてもらえず、決定機の数でもシドニーに上回れたが、相手の決定力不足に助けられてラッキーな勝ち点3。折り返しの2試合もしっかり勝ち点を拾って、最終戦の全北戦に臨みたい。

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