「片野坂改革は道半ば、今期初の大阪ダービーはセレッソが先勝」ルヴァンカップ グループA ガンバ大阪-セレッソ大阪

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ルヴァンカップ・グループAの初戦は、ガンバ対セレッソの大阪ダービー。どちらも若手と新加入選手主体のメンバーだが、ガンバは鹿島戦から11人全員を入れ替え。フォーメーションはガンバが3-4-2-1、セレッソが4-4-2。

まず前半9分、セレッソのCKから為田がニアでバックヘッド、これがゴールに吸い込まれてセレッソが先制、その後もセレッソが主導権を握る展開。

ガンバは守備時には5-4-1の形でゾーンを作るのだが、全体的にディレイ守備の傾向が強く、ズルズルと下がってしまうためにボールを奪う位置が低く、1トップのレアンドロ・ペレイラが孤立して攻撃の基点が作れない。

しかしガンバも前半20分を過ぎると、ボランチの1枚が下がって4バックのようになり、両WBが高く上がって基点となるビルドアップで盛り返すが、41分に右サイドで中原がボールを奪い返し、パスを受けた上門がファーサイドにコントロールショットを決めてセレッソが追加点。

後半からガンバはパトリックを投入。だがセレッソは後半8分にクロスから北野がシュートもゴールライン上でガンバがクリアのいきなりの超決定機。しかし後半14分、クロスをセレッソの舩木がクリアも中途半端になり、それを山本がダイレクトで合わせてゴール、ガンバが1点差に迫る。さらに中村のクロスを福田がフリーでヘッドもセレッソGK清水が間一髪でセーブ。

ガンバは倉田と宇佐美が投入された事で、前半に無かったハーフスペースでボールを受けて溜めを作れるようになり、ガンバがボールポゼッションで上回る。たまらずセレッソも清武を投入するが、ガンバは後半29分にCKの流れから宇佐美のクロスを柳澤が決めてとうとう同点に。

セレッソも清武にボールを集めて落ち着きを取り戻すと、後半29分に中原のドリブルから清武がオーバーラップした新井にスルーパス、折返しを中原が決めてセレッソがまた勝ち越し。その後は互いに良いチャンスはあったもののスコアは動かず、2-3で試合終了。まず今期最初のダービーはセレッソが勝利を飾った。

片野坂監督が新監督として就任したガンバに注目して試合を見ていたのだが、3バックだと守備時にはDFラインが5人になる分、ボールを奪ってからのビルドアップ、前線の基点作りが鍵になるのだが、まだチームとして形になりきれてないなという印象。今日は浦和との試合が地上波であるので、そこでも注目してみたい。

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