「ずっと不調だった鎌田がようやく復活、リーグ戦初ゴールが決勝点」ドイツ・ブンデスリーガ第16節 ボルシアMG-フランクフルト

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昨期、フランクフルトを率いていたヒュッター監督がシーズン中に来期の契約を発表、おかげで終盤にまた失速してチャンピオンズリーグを逃してしまった因縁の相手であるボルシアMG。

現在は3連敗中で13位と調子が上がらない中、ホームで好調を維持しているフランクフルトと対戦。ボルシアMGは3-4-2-1のフォーメーションで、フランクフルトも同じ布陣。鎌田はシャドーで先発、長谷部はベンチスタートとなった。

試合開始からフランクフルトは意欲的で、左サイドから鎌田が強引なドリブルでPA内深くまでえぐるシーンを見せるが、6分にボルシアMGがカウンターからクロスの折返しをノイハウスがトラップからファーに流し込み先制点を奪う。

フランクフルトは、そこからはいつものようにコスティッチ頼みの攻撃が続くものの、前半25分ごろから鎌田がDFライン裏へ飛び出したり、縦パスを受けて反転パスなど、キレのある動きでボールを引き出すようになる。

しばらくは膠着状態が続いたが、前半終了間際にボルシアMGのザカリアが無理に中盤で持ち上がったところでボールロスト、ローデのパスからリンストレムがクロス、相手が残っていたのでボレがオフサイドにならず、ごっちゃんで押し込みフランクフルトが追いつく。

さらに後半5分、鎌田が左サイドでボールを受けると前に運んで溜めを作ってからスルーパス、オーバーラップしたエンディカの折返しを飛び込んだリンストレムが合わせ、フランクフルトが勝ち越し。しかし7分にPAへ突っ込んだコネをダ・コスタが足で引っ掛けてしまいPK、これでボルシアMGが同点に追いつく。

しかしその直後に、DFからの強いボールを鎌田が胸トラップから反転パス、これがボレとのワンツーとなって鎌田が抜け出し、最後は左足でシュート、これがGKゾマーの手に当たってファーに決まりフランクフルトが勝ち越す。

後半14分には鎌田のスルーからリンストレムがフリーでシュートもポストと立て続けに決定機。17分には鎌田のドリブルをコネが倒してイエローカード。しかし後半25分にフランクフルトはトゥタが2枚目のイエローカードで退場、10人になったところで長谷部がリベロに入り、3-5-1のフォーメーションになる。

その後はボルシアMGが圧倒的にフランクフルトを攻め立て、何度か決定機を作られたがGKトラップがことごとくセーブ、4分間の後半ロスタイムも何とか最後まで守りきって試合終了。これでフランクフルトは7位に浮上。逆にボルシアMGは4連敗でヒュッター監督の首が涼しくなって来た。

鎌田はここまでクラブでも代表でも不調が続いていたが、ようやく彼らしいテクニック、アイデア、意外性が見られるようになり、昨シーズンの好調時に戻って来た。このまま1月の代表戦でも活躍に期待だね。

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