「三笘が活躍する場面は少なかったが勝利に貢献、WB起用は将来の糧」ベルギー・プロリーグ第12節 オイペン-ユニオン・サンジロワーズ-

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前節は退場者を出して10人になってから出場するも、そこからハットトリックでまさかの逆転勝利をもたらす大活躍を見せた三笘。今節は3-1-4-2の左WBで初先発、対するオイペンも3-1-4-2のフォーメーション。

さすがにオイペンは三笘に対しては警戒していて、常にWBのヌフが厳しくマーク。しかし少しでも間が空いたらスルッと前を向かれる緊張感がある。すると前半6分に三笘が左サイドを抜け出し、PA内を横切るドリブルに入ったところでヌフに腕で倒されPK。これをウンダフが真ん中に決めてユニオン・サンジロワーズが先制。

ビハインドを負ったオイペンは、マイボール時にWBのヌフが前線に上がった4トップ状態になり、マッチアップの三笘もDFラインに吸収される。14分には逆を突いて三笘が抜け出しウンダフにスルーパスのチャンスメイク。

後半になると、オイペンのWBがいちいち三笘をマンマークしなくなり、三笘にカウンターのチャンスが訪れ始める。後半12分には左サイドから2人の守備陣の間をドリブルで割って入り、そのままシュートもゴール右に外してしまうビッグチャンス。

そして後半30分、カイエンベがユニオン・サンジロワーズ守備陣の跳ね返しを拾い、ゴール左隅にゴラッソを決めて1点を返す。そこからはオイペンの猛攻が続き、33分には混戦からアグバドゥに押し込まれてとうとう同点。

ところが、そのキックオフから三笘がサイドでボールを受け、ニアゾーンへ走ったヴァンザイルへ縦パス、マイナスの折返しをニールセンがダイレクトで決めて再びユニオン・サンジロワーズが逆転に成功する。

ここでオイペンのサポーターがピッチに物を投げる愚行を見せて試合が中断。12分間の中断後、いきなりFKからヘディングを浴びるがユニオン・サンジロワーズGKモリスがファインセーブ。その後もオイペンの猛攻を何とか守り切ってユニオン・サンジロワーズが3-2で勝利した。

三笘は後半43分に交代。全体的に守備の時間が多かったが、数少ない攻撃の場面では存在感を発揮。もっと攻撃の場面が見たいところだが、今後のキャリアを考えると守備力の向上は必須であり、攻守両面の貢献が求められるWBでの起用は悪くない選択だと思う。とにかく試合に出続ける事だね。

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