「伊藤、原口が奮闘、遠藤のアンカーとCBでシュツットガルトは同点に」ドイツ・ブンデスリーガ第9節 シュツットガルト-ウニオン・ベルリン

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リーグ戦は2勝3敗、3分と調子が上がらないシュツットガルトは、ホームで5位と好調なウニオン・ベルリンと対戦。フォーメーションはともに3-1-4-2で、シュツットガルトは伊藤がCBの真ん中、遠藤が左インサイドハーフ、ウニオン・ベルリンは原口が右のインサイドハーフで先発。

試合はどちらもラインを上げて中盤で激しくデュエルを争う展開となり、前半17分には遠藤が前線に飛び出してマヴロパノスからのロングボールを胸トラップからシュートも、上手く当たらず枠外の決定機。

逆に前半31分、遠藤が自陣からドリブルで持ち上がるも途中で奪い返され、最後はベッカーからのクロスをアウォニイが決めてウニオン・ベルリンが先制。伊藤もアウォニイに対して少し寄せが遅れてしまったかな。

遠藤は33分にコースを狙ったミドルもウニオン・ベルリンGKルーテに弾かれゴールならず。直後のCKからケンプフがヘッドもわずかに枠外。逆にウニオン・ベルリンは37分に原口のラストパスからフリーのアウォニイがシュートも左に外してしまう。

後半10分に、前半は全く存在感が無かったアル・ガディウィを下げてファギルを投入するが、その2分後にカラゾルが立て続けに2枚のイエローをもらって退場してしまい、1点ビハインドのシュツットガルトが10人での戦いを強いられる。

これでシュツットガルトは、遠藤がアンカーに入った3-1-4-1のような形になるが、遠藤のDFに参加するカバーが効いて思ったよりも守備は安定、ウニオン・ベルリンにシュートは打たれるが完全な決定機はそんなに多くない。さらに終盤は遠藤が3バックのセンター、伊藤が右に入り最後の反撃。

すると後半43分には伊藤のアーリークロスにファギルがヘッドもわずかにバーの上、しかし後半ロスタイムに右からの折返しに最後はファギルがボールを受けて反転、そのまま流し込んでシュツットガルトが土壇場で同点、そして試合終了。

遠藤はブンデスのデュエル王だけど、ややボールを持ち過ぎな癖があって、この試合はその悪癖が失点に繋がったと言える。後半は退場したカラゾルに代わってアンカー、最後はCBにまで下がったが、今のシュツットガルトを考えると守備的なポジションのほうが合っているように思う。

伊藤は失点に絡んだが、ミスの少ない確実なフィードで勝ち点1にしっかり貢献。原口はミドルパスで持ち味を発揮。3人出場した日本人選手は全体的に悪くなかった試合だったかな。

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