「エメリ監督は、対面となるSBに2人も使って久保を警戒」スペイン・リーガエスパニョーラ 第5節 マジョルカ-ビジャレアル

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久保にとっては古巣対決となるビジャレアル戦。ホームのマジョルカは4-4-2で、2トップがニーニョとダニ・ロドリゲス、久保は右SHで先発。対するビジャレアルは4-3-3、モレノが欠場で前線の3人は久保時代とは全員面子が異なっている。

試合は序盤から圧倒的にビジャレアルが攻め込む。マジョルカはロングボールからカウンターを狙うが、ビジャレアルの守備への切り替えが早くてすぐにボールを取り返されてしまう。前半5分、7分と久保がボールを奪うが攻撃に繋げられない。

戦術的にはビジャレアルの左SHトリゲロスが中に絞り、エストゥピニャンが高い位置を取るので対面の久保も低い位置まで下がらざるを得ず、味方がボールを奪ったあとは久保に対してエストゥピニャンがガッチリマークに付くので、なかなか久保が攻撃に絡むことが出来ない。

前半23分、セビージャのFKからニーニョがフリーでシュートする場面はあったが、トラップにもたつき決められず。25分にはセビージャからのサイドチェンジを受けたが、エストゥピニャンに上手く間合いを詰められ奪われる。

マジョルカは37分に右SBのマッフェオが怪我で交代。前半45分にようやく久保が右サイドで前を向くが、何とかキープして中に繋ぐが直後に倒される。ロスタイム、久保が右サイドを抜けて右足で正確に折り返し、前半唯一の決定機を演出するもダニ・ロドリゲスはシュートを枠に飛ばせず。

後半3分、久保のパスカットからニーニョが角度の無いところからシュート。ビジャレアルは10分に、パレホ、モレノ、ピノら一気に4人を交代する。マジョルカもホッペ、ラゴ・ジュニオールを入れる。

17分に久保が中でボールを受けて攻撃参加したセビージャに短くパスもセビージャのシュートは上手くヒットせず。ビジャレアルはエストゥピニャンに代えてペーニャを入れ、久保の対面にフレッシュな選手を投入する。

34分、久保のダイレクト縦パスからサストレがボールを受けるがそのまま枠外シュート、35分にはゴール前混戦から久保が持ち込んでシュートも相手に当たる。37分には久保のダブルタッチパスからクロスをホッペがゴールもオフサイド。38分には久保が右に走り込んでシュートもやや狙いが中途半端で終わる。

45分にはカウンターから久保がハーフスペースでボールを受けるがピノに倒される。そしてマジョルカは久保を下げてイ・ガンインを入れ、逃げ切り体勢に。その後はビジャレアルの猛攻を受けるも何とか最後まで守り切って0-0のスコアレスドローで試合終了。

エメリ監督は久保を警戒してエストゥピニャン、ペーニャと2人で継投して久保にマンマークを付ける警戒ぶりで、味方のパスセンスはアレだし久保が前を向いてボールを持つ場面は少なかったが、その分カバーリングを怠らず守備できっちり貢献していた。あとは味方が思わずパスを出したくなるような岡崎ばりの動き出しが出来ればと思うが、まあ今回はこれで良しとしておこう。

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