「久保の存在感はバルサの選手を上回っているが、問題なのはそれ以外」スペイン・リーガエスパニョーラ第12節 レアル・ソシエダ-バルセロナ

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11試合を終えて5位に付けているソシエダは、今節は勝ち点5差で4位のバルセロナとホームで対戦。古巣との対戦になる久保はいつものように4-3-3の右ウイングで先発、3トップのコンビはオヤルサバルとバレネチェア。バルサは4-4-2でジョアン・フェリックスとレヴァンドフスキの2トップ。

試合はホームのソシエダがすぐにペースを握り、テア・シュテーゲンに防がれたがバレネチェアのシュートで始まり、2分にはクンデのパスミスを拾ってオヤルサバルがシュートも右に外す。3分には久保のCKからメリーノがヘッドもポスト左に外す。

前半10分に、久保はカウンターから右サイドでボールを受け、ドリブルの緩急でガビを交わして魅せると、15分にまたカウンターからバレネチェアがグラウンダーのクロス、ファーに飛び込んだ久保が角度の無いところからシュートもテア・シュテーゲンに足で止められる。

20分頃にはバルサがようやく反撃、久保のマークに付いていたバルデも攻撃参加して流れを作る。23分には今度は久保がドリブルから股抜きシュートを狙ったが相手に当たる。25分には久保が囲まれながらもボールキープ、サイドチェンジからバレネチェアがクロスも味方と合わず。31分にはメリーノのクロスを流れたボールを久保がラインギリギリで残してクロスも相手がクリア。

そのCKからアイエンがクロス、テア・シュテーゲンが落としたボールに突っ込むがシュート出来ず、33分も久保が左でパスを受けてバレネチェアに流してクロスもまたバルサがクリア、38分には久保がまたぎドリブルからまた股抜き折返しを狙うが相手に当たるなど、ソシエダは多くのチャンスを作るがゴールだけが決まらない。

前半終わり頃にはまたバルサが攻勢、ジョアン・フェリックスが切り返しからPK狙いのダイブを見せるがファールは取ってもらえず。前半はバルサに対してソシエダがボールポゼッションが上回って終了する。

後半9分に久保がドリブルから折り返し、ブライス・メンデスがシュートもテア・シュテーゲンがキャッチ。10分にはスビメンディからのパスに久保が抜け出しシュートもオフサイド。ここでバルサはペドリとフェラン・トーレスを投入し、再びペースを握り返す。

17分には久保がガビに当たられながらも右サイドでボールをキープ、味方に繋ぐがシュートまで行けず。18分にはトラオレが怪我でエルストンドと交代。21分にはメリーノのパスにオヤルサバルが抜け出し倒されるもPKにはならず。23分には久保が2人のマークの間を割ってドリブルもガビにカットされる。

25分にはショートコーナーから久保がダイレクトでクロスもわずかに合わず。26分にはバレネチェアが浮き球をダイレクトボレーもテア・シュテーゲンがファインセーブ。27分には久保が右サイドを深くえぐって折返しも、ペドリが戻ってクリアと、ソシエダは猛攻を仕掛けるがゴールは遠い。

後半30分を過ぎると、ソシエダの選手に疲れが見え始めてバルサがボールを持つ時間帯が続く。32分には久保が中でドリブル、相手に囲まれながらもオヤルサバルにパス、しかし攻め急がずキープ。ここでバレネチェアに代えてチョーを投入。39分にはオヤルサバルを下げてカルロス・フェルナンデス。

終盤はアラウーホのミドル、ペドリのパスからガビがシュートとバルサが立て続けに決定機、そしてロスタイム2分、チョーのミスパスからバルサが展開、右サイドをオーバーラップしたアラウーホにギュンドアンのパスが通り、ヘディングゴール。このシーンも、チョーがアラウーホの動きを完全に見逃していた。そして0-1で試合終了。

ソシエダは前半のチャンスに決めきれていればという内容だったが、やはりバルサとは選手層の差は明らかで、相手がペドリやヤマルを出して来るのに対し、こちらはエルストンドやチョーが関の山。台所事情の寒さが募る試合だったね。

久保はほとんどボールを取られず攻撃の中心として奮闘するも、ラストプレイは上手くバルサに防がれてしまった。久保がゲームメイクするより、チャンスメイクやシュートに専念できるチーム体制にならないと、善戦マンから一歩抜け出す事は難しそうだ。

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