「バイエルンに繋がるモダンなプレイモデルを備えた横浜FC」J1第15節 FC東京-横浜FC

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現在ACL圏の3位と好調のFC東京と、昇格組ながら13位とこれまた好調な横浜FCとの対戦。FC東京は田川、永井、レアンドロの3トップを並べた4-3-3、横浜FCは4-4-2のフォーメーション。

試合は横浜FCが自陣に4-4-2の3ラインディフェンスを引いて待ち構え、FC東京がボールを保持する流れになって16分を過ぎたところで、初めて横浜FCが中央でパスを繋ぎ、中村帆高がクリアしたボールを皆川がダイレクトで叩き、それがDFに当たってゴールに吸い込まれる。

横浜FCの下平監督は、じっくりとサイドを使ってビルドアップを図り、センターはダイレクトで繋いでカウンターの機会をFC東京に与えない狙いを見せていたのだが、FC東京は30分に高萩がDFラインの裏に抜けた田川にズバッとパスを通し、田川が上手くターンからシュートを決めるワールドクラスのゴールを決める。

後半は横浜FCが高い位置からプレスを仕掛ける気配を見せるが、アダイウトンを投入したFC東京がプレスでボールを奪った後のスピード、精度で上回り、チャンスの数で優位に立つ。そしてFC東京は26分に中村拓海、内田、原と一気に3選手を投入する。

そして終盤の後半38分に横浜FCがカウンター、アーリークロスを瀬沼がドンピシャで合わせるもFC東京GK林がファインセーブで防いだのに対し、39分に同じように右からのアーリークロスを横浜FCのCB小林がクリアし損ね、原がこぼれ球を押し込み2点目。

横浜FCはロスタイムにカウンターからレアンドロ・ドミンゲスが折返し、一美がシュートもまたGK林が触って枠外へ。そしてそのまま試合終了、FC東京がきっちり横浜FCを差し切って3位をキープした。

結果は順当に上位のFC東京が勝利したとは言え、選手層の差で決まった感じでサッカーの内容的には遜色が無かった。サイドでパスを繋いでビルドアップ、中央はダイレクトで素早くという現代サッカーのセオリーを踏まえた横浜FCのプレイモデルは、伊達にこの順位にはいないなと思わされた。決定力が上がればもっと上位を狙えるチームだと思う。

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