久保建英のビジャレアル移籍が目前、キーとなるのはエメリ監督の能力・起用法

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レアル・ソシエダに始まり、セビージャ、グラダナ、PSGと、綺羅星の如く様々なクラブからオファーの噂が流れた久保の移籍ニュース。

チャンピオンズリーグの出場権を得ている強豪セビージャについては、久保サイドも好感触だったようですが、レアル・マドリーが買取オプションの付与を頑なに拒んだためにお流れ。

最終的には、オサスナからの強烈なプッシュがあったものの、バイエルンが横槍を入れたためにレンタル料が高騰したおかげでオサスナは撤退。

しかし久保自身はスペイン国外への移籍に難色を示していたのでバイエルンのオファーは拒否。こりゃ下手すると路頭に迷うかと思った瞬間にビジャレアルからの本命オファーが飛び込んで来ました。

セビージャほどの強豪じゃないですが、ビジャレアルもヨーロッパリーグ出場権を得ている中堅クラブで、久保もレアルも断る理由がないオファー。おそらくこのままビジャレアルで決定するでしょう。

ビジャレアルは、プロビンチアでありながら比較的財政が豊かで練習施設が充実しており、基本的には選手を買わずに自前で育ててビッグクラブに売るビジネスモデルなので、買取オプションがない選手のレンタルは珍しいと言われてますが、どうやらウナイ・エメリ監督が久保の獲得を熱望しているらしいですね。

今期のヨーロッパリーグで対戦、2ゴールを挙げて当時アーセナルだったエメリ監督を辞任に追い込んだために、アーセナルサポーターから「エメリ・スレイヤー」と呼ばれて鎌田がレジェンド扱いになっているニュースのおかげで無能扱いされがちですが、セビージャでヨーロッパリーグ3連覇を果たすなど実績は十分。

まあ、比較的戦術意識が強くて良くも悪くも選手を駒扱いしがちなところがあるので、ベンゲル時代はスター選手が”自分たちのサッカー”を謳歌していたアーセナルとは特に相性が悪かったと思うので、スペインリーグのようなゾーンディフェンスのベースが出来上がっているチームだと大丈夫だと思います。

ただ、クラブ側にとっては買取オプションが無い1年のレンタルは旨味が無いので、ビジャレアルの成績が躓いてしまうと干されかねない危険性はあります。そういう意味でも、久保自身にかかる責任と重圧はかなりのものがあるでしょう。でも、久保はそんな心配を軽く跳ね飛ばしてくれると信じています。

まずは契約後に始まる練習の中で、久保がどんなポジションで誰とコンビネーションを組むのか、注目してみたいと思います。

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