「鎌田=コスティッチのホットラインを研究され、バーゼルに1点も取れず完敗」UEFAヨーロッパリーグ ベスト16 第2レグ バーゼル-フランクフルト

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ホームでの第1戦を0-3で落とし、勝ち抜けには3点差以上での勝利が必要になったアウェイのバーゼル戦。長谷部はベンチスタートで、鎌田がトップ下に入った3-4-1-2のフォーメーション。バーゼルは4-2-3-1の形。

序盤は、とにかく早い時間に得点が欲しいフランクフルトがバーゼルを押し込む展開。鎌田はゾーンの間に顔を出して縦パスを受け、確実にボールを繋ぐ仕事をこなしている。前半19分には鎌田の受けたファールからのFKで、ヒンテレッガーがフリーでヘディングするもわずかにバーの上という決定機を作る。

しかしバーゼルも前がかりになったフランクフルトに対し、何度か危険なカウンターを浴びせ、27分にヒールパスを通されてからの決定的なシュートはGKトラップが何とか体に当てて防ぐ。39分にはまた鎌田がボールキープからゴール前でFKを得るも、コスティッチのキックは壁に当たる。43分には鎌田の切れ込みからシュートも相手に当たり、CKからドストがフリーもヘディングは枠に飛ばせず。

後半から長谷部がリベロの位置に入り、2トップの一角がパシエンシアに交代する。長谷部は前半よりも高いラインをキープ、フランクフルトは攻撃陣が前残りして連続攻撃を仕掛けるが、パシエンシアはシュートを空振り、ダ・コスタのシュートはサイドネット、鎌田のヒールからひんてレッガーのシュートはファーに外れ、フランクフルトはとことん決定機が決まらない。

後半35分を過ぎるとフランクフルトの中盤にスペースが出来て選手間の距離が遠ざかり、雑な攻撃がミスになってバーゼルが逆襲するシーンが増え始める。すると後半43分、ワンツーを受けたファビアン・フライが中央突破、長谷部が足を伸ばすも強引に突破され、最後はGKトラップも交わしてゴール、これで完全に勝負あり。

フランクフルトは結局19本のシュートを放ちながらも無得点。鎌田もスペースが無い中でボールの基点として良く攻撃に絡んではいたが、いつもの鎌田の溜め>コスティッチのクロスというホットラインが完全に封じられていたし、もう少し自分で仕掛けるプレイがあっても良かったかもしれない。

そして長谷部については、彼が入ると攻撃力がガラッと変わるのはいつもの事だが、勢いがあった時間帯に点が取れずバーゼルに上手く守りきられたという感じ。まあ今年もチームにとって重宝される存在であるのは間違いないだろう。

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