来週火曜日に行われるアジア2次予選ミャンマー戦を控えた、パラグアイ代表との親善試合。
日本は3バックを試すんじゃないかという報道はあったが、蓋を開けてみればいつもの14-2-3-1で、GKが権田、Fが長友、吉田、冨安、酒井。ボランチが柴崎と橋本拳人、2列目が中島、南野、堂安、1トップが大迫というスタメン。対するパラグアイは4-4-2のフォーメーション。
試合は日本がボールを支配する流れで始まる。パラグアイはマンマーク守備らしいが、あまり狙いが絞れている感は無く、日本があっさりボールを運ぶ場面が多く、18分には酒井のクロスから大迫が合わせる決定機を早速作る。
日本はパラグアイのマンマークがSBまでには及んでないのを神輿、前半23分に堂安から左の長友へ展開、クロスをニアに入り込んだ大迫が合わせて日本が先制すると、30分には中島のパスをオーバーラップした酒井が折り返し、南野が決めて日本が2点をリードする。
パラグアイも35分にはカウンターからシュート、その直後にもセットプレイからシュートのチャンスを作るが、GK権田がしっかりセーブしてパラグアイに得点を許さない。前半ロスタイムには中島たリフティングで相手をおちょくったように見えるプレイをやらかし、相手のファールを受けてしまう。
後半から堂安、中島、酒井に代えて久保、原口、植田を投入、冨安はクラブと同様に右SBにシフトする。が、久保はサイドのハーフスペースにいる事が多く、中盤に下がってボールを受けていた中島がいなくなって攻撃のリズムは減退する。そして21分に大迫、長友に代えて永井、安西が入る。
後半24分、右サイドで抜け出した久保が角度のないところから直接ゴールを狙うがクロスバー。その後も代表最年少ゴールを取らせてあげようというチームメイトの忖度(?)で久保にラストパスが集まるが、この日のプレイ精度はイマイチでシュートは打つのだが決められない。後半31分に柴崎から板倉に代わると、あまり高い位置でボールを受けられなくなる。
それでも日本はしっかり守備のコンパクトさを保って最後までパラグアイに得点を許さず、そのまま2-0で試合終了。パラグアイのコンディションが相当悪かったのは確かだが、ひとまずミャンマー戦に向けてしっかりと勝利で試合を終えることが出来た。
ミャンマー戦のスタメン争いは、おそらく前半のメンバーがベースになるはず。異なるとしたらボランチの橋本が遠藤に代わるぐらいか。前線の4人のコンビネーションは熟成されており、堂安はGKとの1対1を外したのはいただけないが、南野と連動して中でボールを受けてリズムを作る働きは効いており、サイドに居て足元で受ける久保よりも機能していた。伊東は怪我もあるので、右サイドは堂安が先発しそうだ。