ブレーメンは大迫の1トップに、シャドーがラシツァとヨハネス・エッゲシュタイン、中盤がクラーセン、シャヒン、マクシミリアン・エッゲシュタインの4-3-2-1、対するデュッセルドルフは4-2-3-1のマッチアップ。
試合はデュッセルドルフがアウェイながら高い位置からプレスを仕掛け、激しい展開で始まるが、10分ごろからは大迫の安定したポストプレイを中心に、ホームのブレーメンがポゼッションする流れになる。
ポストは出来ても、守備を固める相手に対してなかなか決定的な仕事が出来なかった大迫だが、前半33分にピッチ中央でボールを受けてターン、中にスルーパスを通すもラシツァがギリギリ相手に倒されてシュート出来ずという惜しいシーン。
ところが先制したのはデュッセルドルフ。左サイドでのクリアミスを拾われ、折返しをヘニングに上手くすり抜けられてシュートを決められてしまう。
ブレーメンは後半早々に反撃、相手のパスミスからクラーセン、ラシツァと繋ぎ、クロスをヨハネス・エッゲシュタインが押し込み同点に追いつく。が、6分にまたミスパスからラインが乱れたところを折り返されデュッセルドルフに勝ち越しゴールを決められる。
さらに後半18分、CKからアイハンに決められデュッセルドルフが3点目。ここでブレーメンはフュルクルクを投入、4-4-2に変更する。後半21分に大迫が思い切ったミドル、これをGKが弾いたボールをクラーセンが詰めるも決められず。
さらにブレーメンはピサーロを投入、大迫はほぼインサイドハーフで後半33分にはミドルを放つもGKステッフェンに弾かれる。さらにトプラクに代えてサージェントを入れると、大迫はボランチの位置に下がる。
今シーズンは、大迫がようやく1トップとして起用されるようになったのだが、その大迫のポストを周りの選手が上手く使うことが出来ず、守備陣もポゼッションサッカーに我慢しきれず、結局前線の選手にはピサーロのような力技で得点を決められる選手を置かざるを得なくなり、器用な大迫はどんどんポジションを下げられてしまうというパターンは変わらないんだなと達観せざるを得ない試合だった。