ツール・ド・フランスが終わって8月に入ったので、スカパーのJSPORTSセットから海外サッカーセットに切り替え。既に開幕していたベルギーリーグの開幕戦を遅ればせながら観戦。
ディフェンディングチャンピオンとして迎えた2019-20シーズンのゲンク。しかし攻撃の中心だったトロサールとマリノフスキーが移籍してしまい、2列目の顔ぶれはベンソン、ニグレン、そして伊東という並びにり、1トップにはサマッタが契約を延長して残留。これが新生ゲンクの攻撃陣という事になる。
が、やはりまだ攻撃のコンビネーションは出来ておらず、ベンソンは持ち過ぎて攻撃を遅くしてしまうし、ニグレンはちょっとまだ何が持ち味なのか良く分からない状態。アンカーのベルゲ、インサイドハーフのヘイネンは昨シーズンから変わってないが、ミスが多くてなかなか前線までボールが届かない。と思ってる間にゴラッソなミドルを食らって失点。
前半30分を過ぎると、ベルゲがCBに落ちて3バック気味にしてSBを高く上げた事でゲンクの組み立てがスムーズになり、35分には左サイドからのクロスに飛び込んだ伊東が頭で合わせたものの、GK、クロスバーと当たって跳ね返る不運でゴールならず。
しかし後半5分にサマッタのヘッドが相手DFに当たった跳ね返りをニグレンが押し込み同点。これでゲンクの攻撃も少し落ち着き、その後は膠着状態になり、後半29分にルーマニアの英雄ゲオルグ・ハジの息子であるヤニス・ハジが投入される。
すると後半31分、DFラインの裏へ飛び出した伊東にボールが渡り、伊東が相手を背にして浮き球でパスをすると、そこに飛び込んだハジがファーストタッチでゴール。スタンドに来ていたご両親が大喜びする姿をカメラで抜かれる。
その後はコルトレイクの反撃を受けるも、5分のロスタイムをしっかり守りきって2-1で試合終了、試合運びとしてはあまり盤石ではなかったが、とにもかくにもゲンクがベルギーリーグのホーム開幕戦を勝利で飾った。
伊東は序盤こそサイドに張ってボールを待っていたものの、相手が警戒して早めにマークを付けていたので良い態勢でボールを受ける事が出来ず、失点してからは最初からインサイドに入ってSBが上がるスペースを作るポジショニングが多くなったが、1トップのサマッタが左に流れる事が多くて伊東は孤立気味だった。ハジへのアシスト後は伊東の動き出しに味方がパスを合わせてくれるようになったが、まだまだ改善の余地は大きそうだ。