「旗手ハットトリック、岩崎ドッピエッタで雑草軍団がチリを粉砕!」トゥーロン国際大会 グループA 日本-チリ

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イングランド相手の初戦に勝利した日本は、選手8人を入れ替えてGK山口、DFが大南、岡崎、椎橋、MFが川井、田中、高、相馬、シャドーが岩崎と三苫、1トップが旗手の3-4-2-1、同じく初戦でポルトガルに1-0で勝利したチリは4-3-3のフォーメーション。

前半7分に右サイドからのパスを岩崎がスルー、裏で受けた三苫がトラップから反転してゴールを決める。さらに12分。右サイドでスルーパスを受けた相馬からのグラウンダーのクロスを旗手が押し込み日本が早くも2点目。さらに日本は前半18分に高がスライディングで奪ったボールから三苫がパス、これを旗手が決めて3点目。

しかし前半35分、日本は相手のクロスを岡崎が胸で受けてGKにバックパスしようとしたボールにチリの選手が先に触り、相手に1点を返されてしまう。日本はその後岩崎に2度の決定機があったが、39分に3度目の正直でクロスを押し込み4点目。そしてロスタイムにも旗手から岩崎にスルーパスが渡り何と前半だけで日本は5ゴールを決めてしまう。

後半になるとやや試合は膠着状態に陥ったが、17分に旗手がパスを受けてから切れ込んでのシュートを決めて6点目。その後は日本のペースがさすがに落ちて、チリにボールを保持される流れになり、日本は対応が後手に回るが何とか相手のシュート精度に助けられる。

終盤に日本はようやく反撃、後半42分に伊藤のクロスから小松が合わせるもミートせず、逆にロスタイムには相手をフリーにさせて決定的なシュートを撃たれるがGK山口がかろうじてセーブ、そして6-1で試合終了。日本はこれでグループリーグ2連勝、最終戦のポルトガル戦に引き分け以上でグループリーグ突破が決まる事になった。

U-20W杯の日本は、グループリーグから危惧していたように得点を取る形が作れず韓国に負けてしまったが、こちらはさすがにペトロビッチ監督のもとでコーチをしていた横内監督が率いているだけあって、3バックでのビルドアップがしっかりしていて、守備時には素早く5-4-1のブロックを形成する組織が出来ている事がこの結果に繋がっている。

とは言え、この試合はちょっとチリの守備が緩すぎたが、イングランド戦からの連勝は決してフロックではない。まだまだ続きそうな雑草軍団の快進撃が楽しみである。

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