2/4に行われたベルギーリーグの第24節。アジアカップ組はまだチームに帯同しておらず、冨安は休み、遠藤も怪我のシント・トロイデンは、日本人選手のスタメンは鎌田のみ。フォーメーションは2トップの左に鎌田が入った3-1-4-2、オイペンは豊川が1トップの4-1-4-1。
スカパーの中継がトラブルによって前半18分頃まで始まらなかったが、ハイライトによると前半8分にオイペンはミドルシュートがゴールポストに当たったこぼれ球を豊川が押し込み先制点をゲットしていた。
そして中継がスタートした直後、シント・トロイデンは右サイドからのクロスをオイペンのDFが足に当てたこぼれ球を、鎌田がダイレクトで蹴り込み5試合ぶりのゴールを決めて同点に追いつく。
その後はホームのシント・トロイデンがDFでの数的優位を利用して完全にボールを支配、35分にはボリがロングボールを胸トラップからデサールに落とし、ダイレクトの浮き球パスを角度の無いところからボリが流し込んで2点目をゲット。
後半はオイペンがまず攻勢、2分に右からのクロスにフリーで飛び込んだ豊川がわずかに合わずシュート出来ない。シント・トロイデンはミスが多くて試合をコントロール出来ず、互いにゴール前でのシーンが増えるも得点には至らない。
ようやく試合が動いたのは後半35分、ワンツーから右サイドをアコラツェがドリブルで抜け出し、1人でゴール前に飛び込んだボリにピンポイントでクロスが合って3点目。
後半40分にはカウンターから鎌田がシュートも抑えきれず大きくコースを外す。その直後に交代。シント・トロイデンは後半45分にオフサイドっぽかったが右サイドからの折返しをデサールが4点目のゴールを決めて勝負あり。
昨日、たまたま大迫の代役として鎌田を推す記事を見たんだけど、本当に試合を見ているのかなと不思議に思う。1トップに必要な能力は、単に足元にボールを収められるかどうかではなく、ひたすら汚れ役を引き受ける覚悟があるかどうかだと思っている。武藤や鎌田は、まず自分が良い形でボールに絡みたい欲がプレイに現れている。そんな選手を1トップに置いてもチームの狙いが中途半端になるだけだ。
その点で言えば、オイペンの豊川のほうがよほど1トップに向いている。ポストの能力や高さはそれほど無いけど、労を惜しまずスペースを作り、ひたすら汚れ役に徹しつつ、抜け目なく得点を狙っている。大迫にはなれないかもしれないが、新しい岡崎なら可能性がある。北川はまだあまりに経験不足なので、代わりにコパ・アメリカで招集して欲しい選手である。