「様式美とさえ言える、長谷部が操るラインコントロールの秘訣」UEFAヨーロッパリーグ グループH フランクフルト-アポロン・リマソル

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公式戦4連勝中、ヨーロッパリーグではグループ大本命のラツィオを破って2戦2勝と絶好調のフランクフルトは、ホームでアポロン・リマソルとの対戦。長谷部は当然のように3-1-4-2フォーメーションのリベロで先発。

序盤からいつものように、長谷部の指揮で高くラインを保つフランクフルト、4分には相手FWの位置を読み切った長谷部のライン上げでオフサイドを取ったが、味方のCBが少し遅れてしまってちょっとタイミング的にやばかった(笑)。

しかし長谷部のラインコントロールはもはや様式美だよね。相手ボールになったらまず1人だけグッと下がり、長谷部の横に出来るスペースを狙って相手のFWが飛び込むと、ボールが出て来る瞬間を狙ってスッとラインを上げて置き去り。これで面白いようにオフサイドを取ってしまう。

逆に苦手とするのは、長谷部の前でガッチリとポストプレイをする選手。長谷部はドイツでは決して大きくないので、体を当てても止められずに縦の基点を作られ、そこからライン裏へ展開されるとピンチになりがちだ。まあ、長谷部の作るライン間がコンパクトなので、そこにパスを通せるチームは少ないのだけれど。

その後、フランクフルトはしっかり中盤を支配してクロスやFKでチャンスを作ると、12分にロングボールのこぼれ球をハラーが偶然と思うがヒールパスで流した格好になり、そこに走り込んだコスティッチが拾ってミドル、これをアポロンGKバレがまさかのトンネル後逸、フランクフルトがラッキーな先制点をゲットする。

しかしアポロンもひるまず、果敢にラインを上げつつマンマークの守備という、1つ破られると大ピンチになる背水の陣で攻勢に出る。が、フランクフルトは前半32分に左サイドを上がってきたエンディカからのクロスに、ハラーがオフサイドギリギリで飛び出して打点の高いヘディングを決める。

これで一気に試合はフランクフルトへ流れが傾き、何度も中盤でボールを奪って、そこからサイドやニアゾーンを使った攻撃でアポロン陣内に攻め入り、後半の序盤までにハラーやデ・グズマンなど少なくとも4~5回の超決定機があったが決められず。

後半20分を過ぎると、前線からのプレスが落ちてハイプレスがかからなくなるが、長谷部はしっかり対応してラインを下げ気味にし、試合を殺しにかかる。アポロンも後半30分にクロスがクロスバー、その後ポスト、ゴールライン上の選手がかろうじてクリアと、立て続けのピンチも得点できず。

フランクフルトは新星20歳のヨビッチを入れてトドメを刺しに行くが、フィニッシュの部分が雑で追加点は奪えず。しかしアポロンもフランクフルトの酒母を最後まで打ち破れず、結局2-0で試合終了。長谷部の整える力でフランクフルトはグループリーグ3戦3勝、早くも次戦で突破に王手をかけた。

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