「あまりリタイアが出る事無く、早速ツール前半戦最大の山場がやって来る」ツール・ド・フランス2019 第3~5ステージ

2019/07/11 | 自転車

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さてまたサッカーは一休みでツール・ド・フランスの続きをば。

第3ステージは、ベルギー国境の街バンシュからフランスに入り、シャンパーニュ地方の中心地エペルネへ向かうコース。残り50km地点から、シャンパンに使用するぶどう畑の丘陵が連続する、アルデンヌクラシックのようなコースで、当然ながらパンチャーと呼ばれるワンデーレースが得意な選手が目の色を変えて勝利を狙う展開に。

しかし残り16km地点にある最後の3級山岳ミュティニー峠の上りでフランスのアラフィリップが一気にアタック、そのまま逃げていたウェレンスを抜き去って単独での逃げを敢行、追走の集団は追撃するも最後まで追いつけず、アラフィリップは後続を26秒の差を付けて勝利、ボーナスタイムも含め、総合2位のファンアールトに20秒の差をつけてマイヨジョーヌ獲得。地元フランスの選手がマイヨジョーヌを着たのは5年ぶりだそうだ。

第4ステージは、途中で4級山岳が2つあるものの、完全平坦のスプリンターによるスプリンターのためのステージ。レースは早めに3人の逃げ集団が作られたが、今年のツールは平坦なコースが少ないだけに有力スプリンターを擁するチームは集団のペースを落とさず、しっかり逃げを射程に入れた状態で追走、30km地点で1分差まで詰めるとその後はペースをコントロール、残り3km地点の4級山岳マロン峠で逃げをきっちり捉えて後はゴールスプリント。

クリストフやペーター・サガン、カレブ・ユアンといったスプリンターを抑えて勝利したのはドゥクーニンク・クイックステップのヴィヴィアーニ。マイヨジョーヌのアラフィリップもトレインを牽引するチームワークで、ゴールまでの180mを逃げ切っての勝利。ヴィヴィアーニは嬉しいツール・ド・フランス初勝利、これでドゥクーニンク・クイックステップはチームとしてステージ2連勝となった。

第5ステージは、フランスの北東部に位置するヴォージュ山脈を通過する、2級山岳と3級山岳が2つずつ並ぶ中級山岳コースで、これまたワインで有名なアルザス地方のコルマールがゴール。山岳賞ジャージを来たウェレンスを含む逃げが決まり、集団が最初の2級山岳に入ったところで、ヴィヴィアーニ、クリストフ、ユアンといった第4ステージでしのぎを削ったピュアスプリンターが早くも脱落する。

2つ目の2級山岳トロワエピ峠の上りで逃げグループからスクインシュが単独でアタックするも、サンウェブチームを中心とした集団はペースを上げて残り22km地点で吸収されて再び集団が先頭になる。そして最後の3級山岳を終えたところで、集団の数は約半分にまで減ってしまい、約80名によるゴールスプリントが開始される。

やはりピュア・スプリンターがいない中では、登りもこなせるペーター・サガンが格の違いを見せて圧勝、ポイントを積み重ねて史上最多となる7度目のマイヨヴェール獲得に向けて万全の邁進ぶり。落車による怪我などのアクシデントが無ければ、おそらく間違い無さそうだ。

最近のツールでは、前半戦の高速ステージが何故かゴール前は狭くて曲がったレイアウトになっていて、落車が多発して優勝候補がリタイアしたりと残念な結果になる事が多かったのだが、今年は比較的ゆったりとしたレイアウトになっているので、致命的なアクシデントが少ないのが嬉しいね。

そして今日行われる第6ステージは、3つの1級山岳を含む7つの峠を超す本格的な山岳ステージ。そして最後は、最大勾配24%という激坂区間が待ち受けるプランシュ・デ・ベルフィーユ頂上ゴールという、文字通りのツール前半戦最大の山場である。間違いなく、総合優勝争いをするエース同士の戦いが見られるはずで、本当に楽しみである。

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