「U-19世代とは言え、ポルトガルにリスペクトされてしまった日本」トゥーロン国際大会 グループA 日本-ポルトガル

2019/06/09 | 五輪代表

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ここまで日本はイングランドとチリに連勝、この試合で引き分け以上で準決勝進出が決まるポルトガル戦。

日本はチリ戦から8人を入れ替え、GKが初先発の波多野、DFが大南、岡崎、田中駿汰、MFが舩木、ま追加、田中碧、長沼、シャドーが伊藤と神谷、1トップが小松の3-4-2-1。対するポルトガルはU-19のメンバーで4-3-3のフォーメーション。

日本の取材陣と同宿だったポルトガルは、前日の深夜まで日本戦のビデオを見ていたらしく、この試合は日本をリスペクトして臨んでいた。イングランド戦で優れたゲームメイクをしていた田中碧に対しては、ボランチのフェルナンデスと1トップのラモスの2人でマークし、チリ戦で活躍した伊藤には右SBのタバレスが素早くケアをする。

そしてDFラインでボールを繋ぐ日本のビルドアップに対し、高い位置からプレスをかけてミスを誘発させ、ウイングが高い位置を取って日本の両WBを押し下げる事で危険度を減らす、そういう狙いがはっきりと感じられた。

ただ、日本は田中碧が封じられた分、ボランチで先発した松岡がボールを上手く運び、ポルトガルのアンカーの両脇に出来るスペースに伊藤と神谷が下がってボールを受け、終始攻撃の主導権を握ってはいた。が、1トップの小松があまり受け手としての仕事が出来ず、なかなか決定機を演出するには至らない。

後半17分に日本は小松に代えて小川を投入、サイドに流れたり積極的な守備で流動性を作って日本の攻撃が活性化する。そして後半28分、田中碧からゴール前に飛び込んだ長沼にパスが通り、胸トラップからシュートもポルトガルのGKに阻まれてしまい得点ならず。

小川が入った事で試合の流れは完全に日本だったが、A代表のトリニダード・トバゴ戦と同じように、日本は3バックの時にゴール前に1トップの選手しかおらず、ボランチやWBがゴール前に入って行くような形がなかなか出来ず、簡単にクロスをクリアされてしまう。

ずっと日本に中盤を支配されていたポルトガルは、日本にDFライン裏にロングパスを出す攻撃しか出来なかったのだが、30分にその一発の形からエンバロに抜け出されポルトガルに先制点を奪われてしまう。その後は日本も岩崎、旗手を入れるがゴールを決められず試合終了。

しかしその後の試合でチリがイングランドに勝利した事で、グループAは勝ち点6で3チームが並び、得失点差で日本の首位通過が決まった。準決勝の相手はグループCの結果で確定する。

相手がU-19世代とは言え、日本は田中碧と松岡のダブルボランチを中心に中盤でしっかり試合をコントロール出来ていたが、やはり相手に引かれた状態で決めきる力が物足りないのは各世代共通の悩み。準決勝ではチリ戦のメンバーが主体になるが、誰が出るかよりも相手が前に出てくれるかどうかが試合の鍵となりそうな気がする。

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