現在リーグ3位でCL圏内に付けているモナコは、アウェイで降格圏に沈んでいるメスと対戦。モナコのフォーメーションは4-2-3-1で、ベン・イェデルの1トップに、ベン・セギル、南野、アキリウシュが2列目。対するメスは5-4-1の守備的な布陣。
試合の立ち上がりはメスが勢いよく攻めに出たが、すぐにモナコがボールを支配。前半4分にモナコが左サイドでベン・セギルが折り返し、南野がトラップからターンしてゴール左に流し込む技ありシュートを決めてモナコが先制する。
さらにモナコは前半10分に、アキリウシュが高い位置でボールを奪ってそのままドリブルで持ち込み、ベン・イェデルが作ったコースを使ってシュートを流し込み追加点。16分には左SBのヴァンデルソンがオーバーラップ、ベン・イェデルの浮いたパスをダイレクトで流し込み早くも3点目。
ただ、モナコは両SBが上がりっぱなしで、南野もポジションがほぼ2トップのような位置になっているため、メスにあっさりカウンターからシュートを打たれる場面もあって危なっかしい展開。でも降格圏チームの悲しさ、どんなにモナコがチャンスをくれてもゴールには繋がらない。
後半4分には、南野がベン・イェデル、ベン・セギルと絡んでのクロスは相手に当たってゴールをかすめる惜しい場面。後半20分には南野、ベン・セギル、フォファナが下がって余裕の温存采配。さらに31分、バックパスを受けたメスGKウキジャがまさかのヒールパスを拾われ、バログンが押し込んで4点目。
これでモナコは気が抜けたのか、33分にディアロ、39分には右サイドを突破されてサネに押し込まれ2点差まで詰められる。が、後半42分にCKからニアでフリックしたボールをバログンが押し込み5点目を決めてようやく試合は決着。
南野が今期7得点目となるファインゴールで勝利と聞いて、どんだけ活躍したのかと期待したのだが、あまりに相手が弱くて途中からグダグダ、相手がべた引きの中で南野が生きる場面は少なかった。まあ結果は出たので良しとしないと。