アナザーストーリー「オシムの涙 ~W杯サッカー 知られざる闘い~」

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昨日は、イビチャ・オシム氏がセルビア代表監督を辞任してから、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表を立て直すまでの奮闘に焦点を当てた、NHKの「アナザーストーリー」を見ておりました。

90年のW杯イタリア大会スペイン戦で、ゴール前で浮いたボールをピクシーがダイレクトで打つと見せかけてトラップから流し込んだ伝説のゴールでベスト8になるも、次のアルゼンチン戦はPK戦となり、ピクシーが外して敗退。

その後はユーゴスラビアが分裂、代表メンバーの選考に民族主義者が圧力をかけるようになり、そして内戦に突入。オシムはユーゴ代表の監督を辞任して、FIFAからも国際大会への出場を禁じられる。

オシムはシュトルムグラーツの監督を経てジェフユナイテッド市原の監督を勤めた後(このあたりは番組では触れられず)、日本代表監督へ就任。そしてご存知のように脳梗塞を発症して監督業を引退。

会長が3民族の持ち回り制だったボスニア・ヘルツェゴビナのサッカー協会が、FIFAから会長任期を4年とする要求を拒否したため、国際試合への出場資格をまたも剥奪。解決のために設置された「正常化委員会」の委員長にオシムが就任。会長の1本化に成功すると、2014年のブラジルW杯出場を決めた、というのがメインストーリーだった。

まあ、古参のサッカーファンにとってはほとんど既知の話であまり新鮮味は無かったけど、オシムの教え子であるピクシーやカタネツ、ミシモビッチ、エディン・ジェコといった選手の証言が聞けたのは興味深かったかな。興味があれば是非。

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