「最初のPKでタガが緩んだ浦和、そのまま自滅一直線で敗退」ベルギー・プロリーグ第16節 ハノイ-浦和レッズ

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ここまでグループリーグ5試合で勝ち点7、グループ2位についているとは言え、決勝トーナメント進出には勝ち点3の積み上げが絶対に必要な浦和は、アウェイで最下位のハノイと対戦。ハノイのフォーメーションは5-4-1で、浦和は4-2-3-1で1トップにリンセンが入る。

試合は浦和が圧倒的にボールを支配、前半8分にゴールライン際の競り合いで相手がハンド、いきなりPKのチャンスを得るが、ショルツのPKはハノイGKヴァン・ホワンが見事にセーブする。

その後は5-4のコンパクトなブロックを作るハノイの前に攻めあぐね、何とかラインの裏を狙おうとするが、荒れ気味のピッチのせいもあるのかパスのタイミングが合わずにシュートチャンスが作れない。

ようやく前半33分、ショルツのパスに安居がスルッとDFラインの裏に抜け出し、そのままシュートもまたヴァン・ホアンのファインセーブに防がれる。42分にも高い位置で安居がパスカット、ドリブルで持ち込んでシュートも右に外れてしまう。

後半から小泉と岩尾に代えて、大久保と伊藤敦樹を投入。しかし8分、CKからのヘッドは西川が弾いたが、セカンドボールをダオ・バンナムに押し込まれてハノイに先制点を許してしまう。さらに浦和はホセカンテ、関根を入れる。

すると後半21分、荻原のカットインからグラウンダーのクロスにリンセンが上手く抜け出してシュートを流し込み、やっとこさ浦和が同点に追いつく。25分にはCKからホセカンテがシュートもヴァン・ホアンがライン上で弾く。31分には興梠が最後に投入される。

35分に左サイドを荻原が抜け出しシュートも、またまたヴァン・ホアンが前に出てしっかり抑えて失点を許さない。逆に38分、荻原が浮き球からの競り合いで入れ替わられた場面で抱え込んでしまいPK。キックは逆を突かれてゴール。

45分には左からの折返しを受けて興梠がシュートもバーの上。ロスタイム9分に興梠がファールを受けて間接FK。カンテのキックは相手にブロックされてゴールならず。そして試合終了、浦和は勝ち点を得られずまさかのグループリーグ敗退が決まってしまった。

正直な印象としては、いろんな意味で浦和は”緩かった”。初っ端にPKを得た事で緊張感が緩み、PKが決まらなくてもいつでも点が入りそうと試合のペースは緩いまま。相手のセットプレイで集中が緩んで失点、同点になった後にもペースが緩んで逆転し切れず、やらなくても良いファールでPK。まあ負けるべくして負けたとしか言えない。とにかくこの教訓をクラブW杯に活かしてくれる事を願うだけである。

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