「アンダードッグの意地もここまで、韓国が金メダルと兵役免除」杭州アジア大会 サッカー男子決勝 日本-韓国

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女子が北朝鮮に勝利しての優勝を受けて、アベック優勝が期待される韓国との男子決勝。日韓戦の決勝は2大会連続で、日本が勝てば13年ぶりの優勝となる。

日本はGK藤田、DF奥田、山崎、馬場、吉田、ボランチ松岡、重見、2列目が佐藤、西川、松村、1トップが内野という4-2-3-1のフォーメーション。韓国はイ・ガンイン、チョン・ウヨンの欧州組が先発に並ぶ4-2-3-1。

前半2分、いきなり左サイドを佐藤がドリブル突破、こぼれたボールを重見が繋ぎ、内野がニアハイに決めるシュートを決めて日本が先制する。その後も意外と韓国は前からプレスをかけて来ず、日本は比較的落ち着いて試合が出来ている。

15分ごろからは韓国がボールを支配する流れになるが、日本も自陣にブロックを作ってしっかり跳ね返すが、20分頃は自陣でバックパスミスが連続して自らピンチを招く。すると27分に、右サイドからのクロスにチョン・ウヨンにヘッドを決められ同点。

日本はボランチがマークされてパスを受けられないので、CBからの組み立てが上がったSBに偏重、ピッチの芝が深くてパススピードが遅くなったのもあり、完全にパスコースを韓国に狙われている。しかもDFラインが上げられないので、セカンドボールをあっさり回収される辛い流れ。何とか時間を消費して前半終了。

後半は前半のようにズルズル下がる事は無くなったが、ボールを奪ってからの動き出し、守備から攻撃へのインテンシティが韓国に比べて明らかに劣る。すると12分にドリブルで強引に持ち込まれ、対応の反応が遅れてチョ・ヨンウクに押し込まれ韓国が逆転。

ここで日本は内野と吉田に代えて関根と鮎川が投入。佐藤が前線に上がって2トップになるが、相変わらずボールを奪ってもスピードアップが出来ずバックパスの日本。23分には重見に代えて谷内田が入る。

しかし日本は全くチャンスが作れず、37分には決定的なシュートも藤田が何とかファインセーブ。日本はここからようやく徹底して前にボールを送る攻撃を見せるようになったが、攻撃のチグハグさは相変わらず。ロスタイムは6分あったが、結局スコアは動かず1-2で試合終了、日本は残念ながら男女ともの優勝はならなかった。

まあ、U-22のB代表、完全なアンダードッグの面子で決勝まで来たのは立派だと思うが、決勝戦でU-24+欧州組ベストメンバーの韓国とは格の違いを見せつけられ、インテンシティ、攻守の切り替えスピードの違いは明白、点差以上の力量差はあったね。

現時点では、このメンバーから将来的にA代表に入って来る可能性がありそうなのは、藤田と馬場、佐藤、内野ぐらいで、あとはJリーグで頑張って這い上がってくださいという感じかな。

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