「デゼルビの戦術を粉砕、これからはモイーズサッカーの時代?」イングランド・プレミアリーグ第2節 ブライトン-ウエストハム・ユナイテッド

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開幕から2連勝で暫定首位に立っていたブライトンは、第3節でウェストハム・ユナイテッドとホームで対戦。結果は1-3と完敗を喫し、6位まで交代する羽目になってしまった。

ブライトンはいつもの4-2-3-1で、GKが今節はフェルブルッヘン、前線はファーガソンの1トップにウェルベックのトップ下、あとは前節と同じメンバー。モイーズ監督率いるウェストハムのフォーメーションは4-1-4-1。

ウェストハムのサッカーは、まさにモイーズらしく自陣にブロックを作って固く守り、カウンターを狙うスタイル。三笘のサイドはSBソウチェクが全く上がらず常時三笘をマーク。前半は三笘も中に入ってエストゥピニャンが上がるスペースを作るのだが、相手がガチガチに中を固めた状態ではクロスを跳ね返されるばかり。

ブライトンはその分、右サイドが比較的守備が手薄になるのだが、マーチとミルナーのコンビは個人での打開力が無いので、ウエストハムにとってはボールを持たれてからカバーに入っても十分間に合う相手。

後半開始早々、この試合初めて三笘がフリー、クロスはファーガソンがドンピシャヘッドも、ウエストハムGKアレオラがファインセーブ。その後もブライトンは猛攻を仕掛けるが、後半15分に一発のカウンターからボーエンに追加点を決められる。

さらに18分、アントニオのポストからあっさりウェブスターが振り切られ3点目。ブライトンは後半36分にグロスがミドルシュートを決めて1点を返すが、反撃もそこまで。試合は1-3で終了、ブライトンが今シーズン初の敗戦を喫した。

まさにウエストハムのガッツリ守ってカウンターという狙いが、ブライトンのポゼッションサッカーにガッチリハマった格好になった。昨期のブライトンにはコルウィルがいたが、今期のCBコンビはスピードが無く、特にウェブスターは致命的なミスを連発、モイーズも笑いが止まらなかっただろう。ブライトンはボランチのバレバを獲得したようだが、CBも補強しないと今期は相当苦しい事になるんじゃないだろうか。

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