「J1屈指の矛楯対決は、ある意味PKが勝負を決める」J1第20節 アビスパ福岡-コンサドーレ札幌

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本日月曜日は、ツール・ド・フランスが休養日なので久々にサッカーの試合を録画観戦。得点数がJ1ブービーなのに12位に付けているアビスパ福岡と、得点数は横浜Fマリノスについで2位のコンサドーレ札幌という矛楯対決。

福岡のフォーメーションは4-4-2で、ルキアンと山岸の2トップ、ボランチにはセルティックから期限付き移籍している井手口が入る。札幌はいつものミシャ式3-4-2-1で浅野弟の1トップにスパチョーク、駒井のウイングが入る。

試合はアウェイの札幌がボールを支配。福岡の4-4ゾーンの弱点であるサイドに素早くボールを送って起点を作り、相手を押し込むサッカー。対する福岡はボールを奪うと2トップに徹底してボールを集めるスタイル。

札幌はサイド攻撃、福岡はカウンターから何度かチャンスを作るがどちらも得点を決められない。札幌で最も海外に近い選手と見られる金子拓郎に対しては、福岡が2人で守って仕事をさせない。

しかし前半31分、左サイドで中村が縦にドリブル突破、ライン際をえぐっての折返しに井手口がスライディングでカットするも、ボールがスパチョークの前に転がって押し込まれ、札幌が先制点をゲットする。福岡も、37分にFKからGK菅野が弾いたボールをグローリが押し込んだかに見えたがオフサイド。

後半も札幌のペースは続く。ビハインドを負った福岡が前に出る分、札幌が裏のスペースを使って攻める機会が増える。さらに13分、PA内でパスを受けた駒井にグローリが足を出して倒れ、いったんはノーファールと判定されたがVARでPKが与えられる。これで札幌の勝利はほぼ決まったように思えたが、金子のPKは左のゴールポストに当たって外れてしまう。

すると後半22分、グローリから一発のパスでルキアンが抜け出し、折返しをファーに詰めたウェリントンが押し込み同点に追いつく。さらに2分後、またルキアンが右サイドのスペースへ抜け出し、マイナスの折返しを途中交代の湯澤がゴール左にコントロールショットを決めて、福岡があっという間に逆転。

札幌は35分に小林からのスルーパスから浅野がシュートを決めたがオフサイド。直後にはCKからウェリントンがフリーでヘッドもゴール右。後半45分に札幌はゴール正面PAすぐ外でFKを得るが、福森のキックは壁に当たる。ロスタイム6分に金子の左足クロスに馬場がニアで合わせるが、福岡GK村上がスーパーセーブで防ぎ、2-1で福岡が逆転逃げ切り勝利を決めた。

序盤から試合を優位に進めながらPKで失敗、カウンターから同じような形で連続失点で敗戦というのは、いかにもミシャ率いるチームだなあと。逆に福岡は固くてしぶとい。井手口はゾーン関係なく幅広く動き回るプレイスタイルなんだけど、福岡ぐらいチームとしてブロックが整っていると、井手口のフリーダムがかえって良いアクセントになっている。

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