初戦のセネガル戦で勝利して迎えたコロンビア相手のグループリーグ第2戦。日本のフォーメーションは4-2-3-1で、GK木村、DF高橋、田中、チェイス・アンリ、高井、ボランチが山根と福井、2列目が北野、松木、佐野、1トップが熊田と、初戦から永長が外れて山根が入った形。対するコロンビアも4-2-3-1。
試合は個人能力で勝るコロンビアがボールを支配。日本は何とかチェイス・アンリのカバーリングで失点を防ぐ展開。すると前半30分、ショートCKから北野が落とし、キッカーの福井がマイナスの折返し、これを山根がゴール右隅に決めて日本がワンチャンスで先制する。
日本は前半終わり頃の猛攻は何とか耐えて1-0でハーフタイムを迎えたが、後半からコロンビアはアンヘルとマニョマを投入、日本も高橋から松田に交代。3分にはまた日本がデザインされたCKから山根がミドルもGKがキャッチ。
しかし8分、左サイドで高井が裏を取られて折返しを走り込んだアスプリージャに決められコロンビアが同点。さらに14分、これも高井が中途半端なカバーで裏を取られ、折返しのボールは木村が弾いたが、こぼれ球を押し込まれ逆転される。
リードしたコロンビアは守備のゾーンを下げて日本がボールを持てるようになり、21分に熊田と北野に代えて坂本と永長を入れるが、寄せが速い相手に対してなかなかシュートまでは持ち込めない。
後半34分に日本は久々に永長がミドルもGKがキャッチ、直後の坂本のクロスがあわやオウンゴールというシーン。そしてそのCKで相手がハンド、日本はPKという絶好のチャンスをゲットしたが、松木がど真ん中に蹴ったキックがクロスバーに激突、ゴールならず。
日本は後半40分にスローインから福田がフリックしたボールに松木がヘッドもまたクロスバー。後半ロスタイムは10分、6分に松田のキックがファーに抜けてチェイス・アンリが腹でトラップも押し込めず、そして1-2で試合終了。
松木のPK失敗が響いた敗戦だったとはいえ、コロンビアとの個人能力の差は明白。対人の間合いと体をぶつけて攻守で主導権を握る上手さは際立っており、1対1の勝負ではほぼ完敗を喫した内容だった。
裏のイスラエルとセネガルとの試合が1-1のドローに終わったので、日本は2試合を終えて勝ち点3のグループ2位。最終戦のイスラエルに勝てばグループ突破、引き分け以下でも3位抜けの可能性はあるが、スッキリ勝って決勝トーナメント進出を決めて欲しいね。