「一度は手放しかけたCL圏を手繰り寄せる勝利」ドイツ・ブンデスリーガ第33節 フライブルク-ヴォルフスブルク

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ブンデスリーガは残すところあと2試合。現在5位でヨーロッパリーグ出場権にいるフライブルクは、6位のヴォルフスブルクとホーム最終戦。フライブルクのフォーメーションは3-4-2-1で堂安が右のシャドーで先発。対するヴォルフスブルクは3-1-4-2の形。

試合はどちらも慎重な立ち上がりで、前半17分のFKから堂安がバックヘッドで合わせるも威力が無くてGKがキャッチ。これが両チームともに初枠内シュートという塩試合ぶり。27分、ようやく堂安が絡んで相手を押し込み、ミドルシュートはわずかに枠外。

前半の終わり頃からヴォルフスブルクがシュートまで持っていく場面が出来始めるが、後半はまたフライブルクがボールを保持する展開。9分には左から堂安のFKが相手にかすってギンターがフリーも上手く合わせられず。

後半24分、CKの流れから最後はラインハートがフリーでヘッドも、当たりが弱くてGKがキャッチ。ここで堂安とシュミット、ヴァイスハウプトが下がる。すると交代で入ったギュンターが直後にミドル、これが相手に当たってコースが変わりゴールイン、フライブルクが先制する。

さらに後半30分、同じく途中出場のペーターゼンが右からのクロスが抜けたボールを押し込み、フライブルクが追加点。40分にもペーターゼンがゴールを決めたかに見えたが、直前のプレイでファールがあったとの判定でノーゴール。

ロスタイムにはへフラーが足裏を見せてのスライディングで一発退場、直後には決定的なシュートを浴びるが、GKフレッケンが前に出てファインセーブ、フライブルクはそのまま2点を守り切って試合終了。

前節はCL圏争いでライバルのウニオン・ベルリンに痛恨の敗戦を喫してしまったが、今節はフライブルクが勝利してウニオン・ベルリンがホッフェンハイムに負け、また同勝点で並び、まだまだ熾烈な争いは続きそうである。

堂安はボールに触る回数が少なく、サイドで何度か飛び出しを見せるなど工夫はしていたが、縁の下の力持ち役は変わらず。キープ力があるので前線で使われがちだが、本来は中盤の選手だと思う。もしCLを取り逃がしたら、どっか適性を判断して使ってくれるチームに行ってほしいが・・・

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