「ベルギーから2得点も割れ鍋に綴じ蓋」U-22国際親善試合 日本-ベルギー

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欧州遠征初戦のドイツ戦を2-2のドローで終えてのベルギー戦。日本は4-2-3-1でGK小久保ブライアン、DF加藤、鈴木、西尾、中村、ボランチが藤田譲瑠チマ、川崎、2列目が平岡、鈴木唯人、松村、1トップが木村勇太というスタメン。ベルギーは3-4-2-1のようなフォーメーション。

日本は積極的に前からプレスをかけに行くが、ベルギーのフィジカルを活かしたシンプルな縦パス攻撃に後手を踏む場面が目立つ。すると5分に西尾からの縦パスをカットされ、ラマザニにあっさりゴールを決められ先制点を献上する。さらに20分、また西尾からの縦パスを受けた鈴木がトラップミス、これを拾われてフェルテッセンが2点目。

前半32分に日本は中村に代えて内野を入れるが、それほど効果は見られず前半を終了。後半開始から木村誠二、佐藤恵允、山本理仁、細谷を一気に投入。すると後半9分に加藤のCKからニアで木村がフリック、ファーにいた佐藤が押し込み1点を返す。

ベルギーは後半16分に左サイドを強引なドリブルで突破、クロスをフリーでシュートされるも枠外で命拾い。逆に19分、今度は日本が中盤で山本が相手のパスをカット、右サイドで鈴木唯人がドリブルから狙いすましたゴールを決めて日本が同点に追いつく。

ここから日本がボールを保持する流れになり、逆転の期待を抱かせるチャンスも何度かあったがシュートまでには持ち込めず。36分には加藤に代えて西川潤を投入、日本はさらに攻勢を強める。

しかし後半40分に、日本は左サイドで木村誠二のパスをカットされ、西尾がドリブルで抜かれてクロスをファーセンにねじ込まれてこれが決勝点。日本は山田のシュートなど惜しい場面は作ったが得点を奪えず、欧州遠征の2戦目を敗戦で終える事になった。

A代表に比べるとリスクを恐れずにどんどん縦パスを入れていくスタイルは見ていて気持ちが良いのだが、西尾を筆頭にミスをした後のリカバリーが全く出来ていないので、いくら得点をしてもそれ以上に失点を重ねるパターンなので、このメンバーではちょっと五輪本番では通用しそうにない。CB2人ともオーバーエイジを入れるぐらいでないと厳しそうだ。

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