3位のライプツィヒに同勝ち点で並んで5位のフライブルクは、今節はアウェイで7位のマインツと対戦。フォーメーションはどちらも3-4-2-1で、堂安は1トップのグレゴリッチュの下にグリフォと並んでシャドーで先発。
序盤はホームのマインツがラインを上げてハイプレスを仕掛け、フライブルクを押し込む流れ。そんな中で4分には裏に飛び出た堂安がライン際からクロスも味方と合わず、5分にはクロスのこぼれ球がシルディーヤの前にこぼれるがシュートのタイミングが遅れてブロックされる。
マインツも9分にはシルディーヤのボールロストからフリーで決定的なヘディングを打たれるが、フライブルクGKフレッケンがファインセーブで難を逃れる。17分には堂安が流れたボールを上手くキープし、PA内に切れ込むも倒れてボールロスト。37分にはゴール前で得たマインツのFKをまたフレッケンがセーブする。
このカッチカチな試合が動いたのは、ようやく後半10分になってから。GKからのロングボールをグレゴリッチュが競り合い、こぼれ球をマインツのDFとGKがお見合いしたところを前に走り込んだ堂安が拾い、そのままゴールに流し込んで大きな先制点をものにする。
その後はマインツがボールを早く前線に送り込み、セカンドボールを支配する攻撃を仕掛ける。フライブルクもカウンターからグリフォ、堂安がシュートもマインツGKツェントナーに阻まれる。そして後半40分に堂安は交代で下がる。
後半43分にフライブルクはFKからシュート2連発もゴールならず。そして後半ロスタイム5分を過ぎ、フライブルクが勝利するかと思われたのだが、アジョルクのポストから背後に流したボールをオニシウォが押し込み、マインツの劇的な同点ゴールで試合はドローに終わり、フライブルクは4位に浮上するも3位とは勝ち点2差となった。
堂安は、WBのシルディリアが高い位置に上がる事が多かったため、ほぼ真ん中でトップ下のような位置でプレイ。相手の守備が渋滞する中、ボールがなかなか回って来なかったが、辛抱強くオフ・ザ・ボールの動きを繰り返した事が先制ゴールに繋がった。高さは無いけどキープ力はあるし、狭い場所でもシュートまで持ち込めるので、代表の1トップに使ってみる価値はあると思うのだが、森保監督はやらないんだろうなあ・・・