「待望のシルバ復帰も最後まで歯車が噛み合わず」スペイン・リーガエスパニョーラ第24節 レアル・ソシエダ-カディス

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ここ最近は勝利から遠ざかっているレアル・ソシエダは、まだ順位は3位ながらもアトレティコやベティスに迫られている状態。今節はホームで16位と残留争いをしているカディスと対戦。

ソシエダは右SBにゴロサベルが復帰でスタメン、ダビド・シルバはベンチからのスタート、カルロス・フェルナンデスとオヤルサバルの2トップに、トップ下が久保の中盤ダイアモンドの4-4-2。セルロートはベンチスタートで、カディスは4-2-3-1の形。

試合はホームのソシエダがボールを保持する流れ。8分には左に流れた久保が折り返すがオヤルサバルに合わず。19分にはカウンターから右サイドでボールを受けた久保がドリブルからシュートも枠を外れる。32分には左からのクロスに久保が飛び込むも、途中でカルロスが触って久保にタイミングが合わず。

前半45分に久保が左サイドで相手からボールを奪うと、すぐさまオヤルサバルにパス、それをスルーしたボールがカルロス・フェルナンデスに渡るも、シュートは右のポストをかすめてゴールならず、ソシエダは最大の決定機をものに出来ない。

自陣で4-5-1の形でゾーンを築くカディスに対し、久保は何とかバイタルでボールを受けようとするのだが、たまにパスが入ってもターンからのパスが合わなかったりと、ボールを受けてからの味方との意思疎通が出来ていない印象。

後半早々、オヤルサバルのクロスに久保が折り返すもブライス・メンデスのシュートは枠外。6分には左サイドで久保がドリブルからオヤルサバルにスルーパスもタイミングが合わず。そして後半16分にカルロス・フェルナンデスとブライス・メンデスが下がり、怪我から復帰したダビド・シルバとセルロートが投入、フォーメーションは久保が左ウイングに入った4-3-3の形になる。

早速、19分に久保はシルバとのコンビから左サイドをえぐってクロスも味方と合わず。逆に22分、カディスにカウンターからシュートを浴びるがポストに当たって命拾い。その後も前がかりになったソシエダは何度かカウンターを浴びて危ない展開。

26分には久保が2人のマークをドリブルで突破、シルバにつなげてクロスも誰も入ってこず。27分にも左サイドで久保とシルバのコンビで崩すもクロスは相手に当たる。35分には久保のFKにル・ノルマンがヘッドもGKと当たって枠外。44分には怪我で長期離脱していたチョーが投入される。

ロスタイム5分には久保がライン際からクロスもGKが直接キャッチ。9分には左サイドをチョーが突破、クロスにメリーノが飛び込むがこれも枠には飛ばない。11分には久保がゴール前で倒されるもノーファール、最後は久保がチョーの折り返しをダイレクトシュートもGKに阻まれエンパテのまま試合終了。

シルバが入ってからは、彼が中盤に下りてくる事でこれまでのビルドアップ不全が改善され、久保とのコンビネーションで崩す場面が増えたのだが、いかんせんセルロートの存在感が相変わらず薄く、ボランチにミスが多くてまだチームの出来としては7割程度という感じ。今週からはヨーロッパリーグの決勝トーナメントが始まるが、どこまでチームを立て直せるか正念場である。

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