「鈴木優磨を視界に捉えた上田、10ゴール目で勝ち点1をもぎ取る」ベルギー・プロリーグ第27節 オイペン-セルクル・ブルージュ

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現在リーグ8位とプレーオフ2圏内に入って来たセルクル・ブルージュは、アウェイで15位と残留争いを戦っているオイペンとアウェイで対戦。オイペンのフォーメーションは4-3-3で、ブルージュは3-4-2-1、1トップがデンキー、上田は右のシャドーで先発。

試合は前半3分に上田が左サイドで相手ボールを奪い、そのまま持ち込もうとしたところで倒されファール、FKをDFダランがヘッドという惜しい場面を作る。しかし9分、オイペンのエンドリが左サイドからPA内にドリブル突破、ラビフが競って足をかけてしまいPKの判定。これをペーテルスが決めてオイペンが先制。

セルクル・ブルージュも、前半13分に上田が前線で繋いでからの攻撃で、最後はフランシスがGKノーチャンスの強烈なミドルシュートを決めて同点。すると17分、中盤でバイエがフランシスのスネを足裏で踏みつけるファールを犯し、一発レッドで退場。オイペンがこの時間で10人の戦いを強いられる。

ところが前半28分、オイペンのカウンターでブルージュの守備陣が連続でミス、最後はエンドリに抜け出され、GKの飛び出しを見てゴールに流し込みリードを奪ってしまう。その後も勢いに乗るオイペンが10人なのにボールを支配する流れ。

すると前半39分、味方のスローインからソマースが浮いたヘッド、それを上田が半分そらした形でヘッド、これがゴール右隅に入って2試合ぶりのゴール。これでセルクル・ブルージュが同点に追いつく。前半ロスタイムには上田が2人のカバーを受けながらのシュートもわずかに右へ外れる。

後半早々、オイペンはブルージュ陣内でボールを奪って決定機を作るも決められず。7分、デンキーが右サイドからドリブルで持ち込み、シュートを放つが中に入って来た上田に当ってしまいゴールならず。20分にもシケのグラウンダーからデンキーがシュートも枠に入れられず。

後半31分にデンキーが下がってからは上田が1トップの位置に入ったが、やはり上田の細かい動き出しに味方が合わせることが出来ず、単純なロングボールには競り負けてしまうので、徐々に存在感が希薄になってしまう。

逆にオイペンに何度かクロスから決定機を作られるが、何とか相手のシュートミスにも助けられて失点を防ぐ。ロスタイムには、オイペンのガッサマーが飛び出しプレヴリャクが決めたかに見えたがオフサイド。その後はどちらもチャンスは無く2-2ドローで試合終了。

まあ73分間も10人だったオイペンに始終押し込まれてのドローは情けないが、アウェイで勝ち点1だから良しと思わないとね。上田はシーズン2桁に載せる10ゴール目。見た目にも体がゴツくなって来たのが分かり、以前よりもポストプレイやキープ力に安定感が出てきた。シーズン17ゴールをマークした鈴木優磨を超えれば、代表先発定着も見えてくるのではないだろうか。

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