W杯中断後はリーグ戦でわずか1勝と波に乗れずリーグ10位と燻っているボルシアMGは、ホームで首位のバイエルンと対戦。
ボルシアMGのフォーメーションは4-2-3-1で、板倉は右CBで先発。対するバイエルンは、昨期はボルシアMGだったゾマーがGKで先発、3-1-4-2でチュポ・モティングとミュラーが2トップに入る。
試合はいきなりアウェイのバイエルンが圧倒的にボールを支配、板倉がチュポ・モティングにマークに行って振り切られるなど、いつ失点してもおかしくない状況だったが、7分にFKから板倉がファーに飛びこみ惜しい場面を作ると、8分に一発のカウンターにプレアが抜け出したところを、後ろからウパメカノが倒してDOGSOで一発レッドの大波乱。
その場面で得たシュティンドルのFKはバイエルンGKゾマーが止めたものの、前半13分に得たFKの場面ではホフマンのキックにシュティンドルがダイレクトでゴールに流し込みボルシアMGが先制する。ここでバイエルンはミュラーが下がってカンセロが入り4-4-1の形になる。
ボルシアMGは24分にもハーフカウンターからシュティンドルがシュートもゴール右に外してしまう。すると35分にゾマーのキックを板倉が跳ね返したボールを拾われ、デイビスが左サイドを突破しての折り返しにチュポ・モティングが押し込みバイエルンが同点。
その後はボルシアMGが2度ほどカウンターからシュートチャンスがあり、40分にはCKから板倉がヘッドもバーの上、41分にもCKのこぼれ球をコネがシュートという場面はあったが、そのままスコアは動かず前半を1-1で折り返す。
後半からバイエルンはムシアラとザネを投入。しかしボルシアMGは後半10分にゾマーからのフィードをヘディングでカット、プレアが抜け出して折り返しのボールをホフマンが押し込んで再びリード、直後にもベンセバイニが決定的なシュートを放つがこれは決まらない。ここでバイエルンはデ・リフトとテルを投入。
そこからしばらくはバイエルンがボールを支配しながらも膠着状態。しかし後半39分にボルシアMGがノイハウスが右サイドを突破、折り返しをテュラムが押し込んで3点目を決める。後半ロスタイムにはライナーのヘディングクリアミスから失点するが、何とか3-2で試合終了。ボルシアMGがバイエルンから金星を挙げた。
まあ板倉にしてみたら、W杯でほぼバイエルンのドイツに勝っているので苦手意識はなかっただろう(笑)。プレイの出来も、最初は危なかったがすぐに持ち直し、高い位置で相手のポストをしっかりチェック、正確なパスで攻撃のリズムを作って大きく勝利に貢献したのは間違いない。