「遠藤のゴラッソで勝ち越しも、アーマダの自殺行為で結局ドロー」ドイツ・ブンデスリーガ第17節 ホッフェンハイム-シュツットガルト

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今期も残念ながら残留争いを強いられている16位のシュツットガルトは、アウェイで前節はウニオン・ベルリンに負けた13位のホッフェンハイムと対戦。

ホッフェンハイムのフォーメーションは3-4-2-1で、シュツットガルトは4-3-3の形で遠藤が左のインサイドハーフ、伊藤洋輝が左のCBでスタメン。

試合はホームのホッフェンハイムがボール支配で上回る流れで始まるが、シュツットガルトは伊藤の正確な縦パスで前線にボールを供給、何度かカウンターの形を作り出す。しかし前半11分、相手の折り返しをアーマダがクリアミス、ダイレクトの折り返しをクラマリッチが飛び込んでボレー、ホッフェンハイムが先制する。

失点後はシュツットガルトがサイドを上げてボールを保持する展開になるが、30分過ぎには立て続けにミスからハーフカウンターを食らってシュートを打たれるが、何とか伊藤がカバーして防ぐシーンが続く。

シュツットガルトはロスタイムに遠藤がマークを剥がしてアーマダからカトンパ・ムブンパがシュート、GKが弾いたこぼれ球をアーマダが狙うも左へ外す。しかしロスタイム5分、シュツットガルトは高い位置でボールを奪い返すと、アーマダのスルーパスに抜け出しだギラシが流し込み、シュツットガルトが同点に追いつく。

後半は互いに単発のチャンスはあるが膠着状態。ようやく25分過ぎから徐々に遠藤が攻撃に絡む回数が増えてシュツットガルトにシュートの場面が出始めると、32分に遠藤自身がボールを奪ってから攻撃が始まり、最後はアーマダの折り返しを遠藤が右足ダイレクトでゴール右隅にミドルを決めて逆転。

しかしこの得点後にアーマダが観客席へ飛び込んでアピールに行ってしまい、既に審判への抗議でイエローをもらっていたのに、これで2枚目のイエローとなって退場、シュツットガルトは10人になってしまう。

シュツットガルトは4-4-1の形で遠藤がダブルボランチになり、ホッフェンハイムの猛攻をひたすら耐え忍んでいたが、後半ロスタイム4分にクラマリッチにカットインからゴール左に巻いて入るゴラッソを決められ同点。そして試合終了。

アーマダが2アシストをしながらも馬鹿過ぎる退場で勝ち点2を失ったシュツットガルトだが、全体的にコンパクトさが保てずオープンな試合になってしまうところがいかにもラバディア監督らしいというか、今後も不安定な試合が続きそうで、遠藤の過労は確実だろうなと不安になってしまう。

逆にいうと、皆のポジションが散らばる分、正確に縦パスが入れられる伊藤はビルドアップに不可欠で、CBとしての先発は続きそうだなと。まだPA内でのポジショニングやマークの受け渡しが不安定なので、上手く経験を詰めば代表のレギュラーも見えてくるだろう。

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