「上田綺世はリーグ戦6ゴール目、カタールでのスタメンの可能性は?」ベルギー・プロリーグ第16節 セルクル・ブルージュ-ルーヴェン

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開幕から10試合で2勝しか出来ず、残留争いに沈んでいたセルクル・ブルージュは、監督交代後は何と6試合で4勝1分1敗と絶好調、順位もいつの間にか11位に浮上、プレーオフ2圏内が視界に入っている。

この試合、ホームのセルクル・ブルージュは3-1-4-2のフォーメーションで、デンキーと上田綺世の不動の2トップ。対するリーグ7位のルーヴェンは3-4-2-1の形でスタート。

試合は最初から一進一退の攻防が続いてなかなか決定機が生まれない展開。9分には左サイドで上田が相手を背負ってのボールキープから反転パスを味方に通すが、クロスはファーに流れてシュートまで行けず。

前半15分ごろから、ジリジリとセルクル・ブルージュがボール支配率を上げるようになり、CKやFKなどセットプレイの機会が増え始める。28分には右サイドを突破したソマースのクロスに上田がジャンプするも、競り合いで弾かれボールに当てる事が出来ず。

すると前半36分、右サイドへのロングボールにソマースが競り合って相手と入れ替わり、8分前と同じような軌跡のふんわりクロスを、今度は上田が走り込んでのジャンプでDFに競り勝ち、ヘディングを叩き込んでセルクル・ブルージュが先制する。しかし41分にミドルパスに抜け出したマリオ・ゴンザレスに決められ同点。

後半開始直後、上田が相手GKのパスミスを拾い、折り返しにデンキーが潰れてこぼれ球をロペスがシュートも、ゴールラインぎりぎりでクリアされる決定機。8分には上田がDFライン裏に走り込み、パスが来るが大きくて届かず。

30分ごろからは中盤にスペースが空いてきて、ルーヴェンが徐々にボールを支配、上田は戻って守備に追われる時間が長くなる。32分には自陣でのキープに上田がミスって倒れ、危ないシーンを作るが失点は免れる。そして35分に上田はグボホと交代。

終盤はかなりグダグダな展開で、このまま1-1のドローで終わるかと思われた後半ロスタイム、セルクル・ブルージュはFKの場面で、ゴール前での競り合いからこぼれたボールをラヴィヒが押し込み、土壇場で逆転に成功。そのまま2-1で逃げ切り試合終了、順位を1つ上げて11位に浮上した。

上田は今シーズン6ゴール目を決めたが、それ以外のポストやパスはやや正確性を欠き、守備ではプレスの追い方やボールを奪う力が、前田は当然として久保に比べても弱い印象。やはり代表ではスーパーサブ的な使われ方になりそうだ。

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